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ティンパーレー 「日軍残虐」 の本を書く

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2010/02/16 18:46 投稿番号: [348 / 2250]
松本重治著 『上海時代・下』 249〜250p

《四月になって、ジャキノ難民区でともに働いたティンパーレー君が
総局事務所にやってきて、

「中国における日本軍の残虐行為 (ジャパニーズ・アトロシティーズ・イン・チャイナ)」
なる書物を編集、発行することになったことを報告した。

そして、「これは、よき日本人に対しては、まことに済まぬことながら、
ひろく戦争が人間というものを変えてしまうという、悲しむべく、

また憎むべきことを世界に周知せしめたいのです。
しかし、ことに日高さんと松本さんとに対しては、

南市の難民区を作ることにつきご両人に協力をしてもらいながら、
事実上、反日的な刊行物を編集するにいたった。

これは、お二人の好意に対し悪意をもって酬 (むく) ゆるようなことになるもので、
自分にとっても心苦しい限りである。

そこで、時局がら、直接に名指しすることは差し控えたが、私の序文において、
お二人に対する私の衷心からの敬意を表明しておいたわけだ。

何とぞ、この本はあくまで反戦的編著書として受けとってくれ」
という良心的な話であった。


「ティンパーレー君、私も日本人の端くれである。
南京の暴行、虐殺は、全く恥かしいことだと思っている。

貴著が一時は、反日的宣伝効果をもつだろうが、致し方ない。
中国人に対し、また人類に対し、われわれ日本人は深く謝するとともに、

君の本をわれわれの反省の糧としたいものだ。
丁寧なご挨拶で、かえって痛み入る」 といったことがあった。


それから六月ごろになって、その本を買い求め、通読しようとしたが、
読むに堪えない事実の羅列なので、半分ぐらいでやめてしまった。

聞けば、本書は、ロンドンでの発行と同時に、
中国においても中国語に翻訳、刊行された。》


*   〉貴著が一時は、反日的宣伝効果をもつだろうが、〈

   松本氏は、反日的宣伝効果を一時的と思っていたようだが、
   まさか、永久的とは、予想だにしなかっただろう。

   中国人の悪意を理解できず、善意でのみ解釈していこうとすると、
   こういう事になる。

*   〉読むに堪えない事実の羅列〈

   ここで松本氏は 「事実」 と書いていますが、「事」 とすべきでしょう。

   民主党の原口大臣風に言えば、「伝聞であって事実と証明されていない。
   確たる証拠を持って来て 『事実』 と言いなさい」 となるでしょう。

   ティンパーレーは虐殺を目撃しているわけではないのですから。
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