入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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1月14日 中国の返答に反発する日本

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2009/12/29 16:26 投稿番号: [296 / 2250]
児島襄著 『日中戦争4』 267〜270p

王部長の口上書は、一月十四日午後四時すぎ、駐日ドイツ大使H・ディルクセンから
外相広田弘毅に伝達された。

「一九三七年十一月五日、日本側提案になるいくつかの和平条件が、
貴大使 (註、トラウトマン) の好意によって南京で提示された……」

広田外相は、まずこの口上書の書き出しに眉をひそめた。
和平条件をドイツを通じて提示したのは、たしかに日本側である。

だが、それは、国際紛争を鎮静させ、とくに中国を 「破滅から救おう」 という
ドイツの意向があり、中国側の和平意思も確認されたからである。

それなのに、口上書の語調は、いかにも日本側から
中国に 「和ヲ請ウ」 たかの印象をあたえる。


読みすすむにつれて、広田外相は眉のひそみを深めていたが、大使ディルクセンに、

「これは明らかに逃げ口上ですな。中国側は、諾否いずれにせよ、
回答するために必要な材料をあたえられたはずです。

だいいち、敗けて和平をもとめるのは中国であって、日本ではない」
大使ディルクセンも、内心では、広田外相の論評に同感であった。

「和平交渉の機会をとらえなかったのは、むしろ中国側であったといえる。
蒋介石がトラウトマンに会おうとしなかったこと、中国政府が日本側条件に

ついての正式会議をひらかなかったことなどが、その事情を告げている」

大使ディルクセンは、のちに、そう外相Cノイラートに報告するが、口上書をうけとった
ときも、それが中国側の 「拒否回答」 であることを感得していた。

それでも、大使ディルクセンは、日本側の四条件はともかく、細目条項は文書では
中国側に伝達していない、書面にして提示してはどうか、と、進言した。


広田外相が、おりから首相官邸で開催中の閣議にことの次第を報告すると、
閣僚たちも中国側の口上書を 「遷延策」 とみなし、御前会議決定の

「支那事変処理基本方針」 にもとづく措置をとることに、意見がまとまった。
口上書は、蒋介石政府が 「和ヲ求メ来ラザル」 表意だと判断できるので、

日本は、こんごは蒋政府を 「対手トスル事変解決ニハ期待セズ」 という声明を発表し、
「新興支那政権」 の育成にはげむ……。

参謀本部は、しかし、軍令部と連絡して、政府だけの決定にせず、
統帥部をまじえた大本営政府連絡会議での討議を要求した。

参謀本部としては、既述したように、「支那事変」 を 「日中戦争」 にせずに
早く終らせて、本来の主敵であるソ連にそなえたい。

中国との戦いが長期化する場合は、ソ連にたいする配慮もふくめて、
「挙国的決意」、明確な理念、見通し、方針、計画が必要である。

そのうえでの長期戦突入なら、まだ良い。


ところが、政府は、それらの必須要件をぬきにして、長期戦を必至にする
「蒋介石との絶縁」 にふみきろうとする。

しかも、その主張は、いわば蒋介石の態度が悪い、「言い方が怪しからん」 など、
いかにも皮相的、粗雑な論拠にもとづいている。

こんなことで国家を長期、大規模な戦争になげこまれてはたまらないし、
政府がその音頭取りをするのもおかしなことである。

「軍人が長期持久戦を心配する以上に、文官が之に関して深思熟考すべきではないか」
第二課長河辺虎四郎大佐が首をひねると、参謀次長多田駿中将も、

「強硬ナルベキ統帥部ガ反(かえ) ッテ弱気ニテ、
弱気ニナルベキ政府ガ強気ナリ……奇怪ニ感ゼラル……」

これも議会対策のためか。
あるいは中国進出をいそぐ財界にしりをたたかれているおかげか。
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