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12月21日 松井大将中国兵の死体に涙す

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2009/11/05 18:42 投稿番号: [234 / 2250]
早瀬利之著『将軍の真実   南京事件   松井石根人物伝』142〜143p

《松井方面軍司令官が下関とユウ江付近を視察したのは、十二月二十一日朝十時である。
下関やユウ江付近及び市内視察は十八日に予定していた。

しかし、角は 「治安が悪く警備に責任がもてない」 と偽って、外に出さなかった。
本当は市内に沢山の死体が遺棄されていて、松井に見せたくなかったのである。

二十一日になって、業をにやした松井はついに怒り、
「おれは一人でも行く。車を用意せよ!」

と副官の角に命令した。やむなく車を出して乗せるが、
角はなるべく死体が見えない位置に座って同行した。


それでも死体が見える。
そのとき、角は傍にいる松井方面軍司令官のようすに気づいた。

彼は遺稿集の中で、

「総司令官は、モノを言わず、ただ泣いておられた。
下剋上の思想が、このような事態になったと思う」

と書いている。
また、松井は二十一日の日記の中に、視察した感想をこう記している。

「狼藉の跡のままにて死体などそのままに遺棄せられ、今後の整理を要するも、
一般に家屋の被害は多からず、人民もすでに多少ずつ帰来せるを見る」


松井がつぎの作戦のため南京をはなれることになるのは二十二日である。
入城したのが十七日で、わずか五日間の滞在だった。

あとは派遣軍が治安にあたった。
特務部や領事官たちに政治工作、治安工作を頼んでいる。》



*   松井大将も角副官も勘違いしている。
   彼らは、ユウ江門や下関にある大量の死体を日本軍が殺したものと錯覚している。

   本当は中国軍が脱出の時の混乱で殺しあって出来たものなのだけど。
   それを誰も知らないから、てっきり日本軍がやったと勝手に決め込んでいる。

   そして 「下剋上の思想が、このような事態になったと思う」 と書いてしまう。

   角副官はこの思い違いから、戦後とんでもない証言をしてしまう。
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