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1939年ノモンハン事件15 タムスク爆撃

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/11/21 18:51 投稿番号: [2064 / 2250]
辻正信著   「ノモンハン秘史」   毎日ワンズ
146〜148p


《 編隊の最外翼の機に同乗して、離陸したのは午前四時半頃であろう。

東天には微かに紅を呈してきた。天候は幸いに快晴である。

タムスク飛行場には、前日夕刻の司偵の偵察で約二百機の敵が集結して

いることは確実である。素晴らしい戦果が期待される。

百三十数機の大編隊がハイラル上空で集合するのに約三十分を費やし、

午前五時、進攻態勢を整えて、直路南に向かった。



前方上空には、数十機の戦闘機が掩護し、後方上空にも十数機が護っている。

その圏内に抱かれるように、重爆の巨体が一糸乱れない編隊を構成し、

爆音も高く暁のホロンバイル上空を南を指して進んだ。


  第七飛行団(長、宝蔵寺少将)   重爆二十機

  第九飛行団(長、下野少将)   重爆二十七機   軽爆十機

  第十二飛行団(長、東少将)   戦闘約八十機



世界の戦史に未だかつてなき大編隊は、あたかも隼の大群が空を掩うようである。

午前六時、地上を見下ろすとボイル湖の水面が旭光を浴びて、

無数の金波銀波をたたえている。   ついに国境上空を越えた。

六時二十分、約三千メートルの高度を以て、目指すタムスク基地の上空に達した。

地上を凝視すると、無数の敵機が銀翼を太陽に輝かせながら離陸している。

そのさまはあたかも若鮎の群が波間にはね返るようであった。

重爆を掩護していた数十機の戦闘機群は、敢然として離陸する敵機の大群に、

高空から挑みかかってゆく。



敵飛行場の上空に達したとき、どうした訳か爆撃の命令が出ない。

その上空を素通りして、少し行き過ぎてから百八十度方向を変換し、

帰路についたとき初めて、爆弾投下の命令が伝えられた。

数十機の重爆から一時に投下する爆弾が、次第に小さい黒点になり、

水滴の滴り落ちるように見えるかと思う間もなく、

タムスク飛行場の半分がモクモクと拡がる爆煙に蔽われた。



爆音は全く聞こえない。   ただ黒煙が入道雲のように、渦巻きながら拡がってゆく。

その煙の中から離陸する敵機の数は数え切れないほどであった。

眼を中空に転ずると、烏の大群が入り乱れて戦うかと思われるばかり、

彼我の戦闘機は混戦乱闘の渦中に巻き込まれている。

黒煙に包まれ尾を曳いて草原上に落下するもの、真っ赤な焔の塊となって

ボイル湖上に墜落するもの等々、その数は到底数え切れない。

草原の上に、幾つかの黒煙が立ち上っているのは、

墜落した敵機の燃え上がる姿であろう。おびただしい数だ。》



つづく
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