1937年12月6日 ラーベの日記1
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/08/02 18:30 投稿番号: [1805 / 2250]
《 十二月六日
ここに残っていたアメリカ人の半分以上は、今日アメリカの軍艦に乗りこんだ。
残りの人々もいつでも乗りこめるよう準備している。
われわれの仲間だけが拒否した。
これは絶対に内緒だが、といってローゼンが教えてくれたところによると、
トラウトマン大使の和平案が蒋介石に受け入れられたそうだ。
南京が占領される前に平和がくるといい、ローゼンはそういっていた。
黄上校との話し合いは忘れることができない。
黄は安全区に大反対だ。そんなものをつくったら、軍紀が乱れるというのだ。
「日本に征服された土地は、その土のひとかけらまでわれら中国人の血を吸う定めなのだ。
最後の一人が倒れるまで、防衛せねばならん。
いいですか、あなたがたが安全区を設けさえしなかったら、
いまそこに逃げこもうとしている連中を
わが兵士たちの役に立てることができたのですぞ!」
これほどまでに言語道断な台詞
(せりふ)
があるだろうか。
二の句がつげない!
しかもこいつは蒋介石委員長側近の高官ときている!
ここに残った人は、家族をつれて逃げたくても金がなかったのだ。
おまえら軍人が犯した過ちを、こういう一番気の毒な人民の命で償わせようというのか!
なぜ、金持ちを、約八十万人という恵まれた市民を逃がしたんだ?
首になわをつけても残せばよかったじゃないか?
どうしていつもいつも、一番貧しい人間だけが命を捧げなければならないんだ?
それから軍人や軍の施設を引き揚げる時期について聞いた。
最後のぎりぎりの瞬間、それよりも一分たりとも前ではない、
というのがやつの返事だ。
要するに、土壇場まで、市街戦が繰り広げられるその瞬間まで
いすわろうという肚なんだ!》
これは メッセージ 1797 (kir**gotowa**me さん)への返信です.
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