1937年11月 安全区の承認を求めるラーベ
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/07/11 18:40 投稿番号: [1761 / 2250]
ラーベの日記11月25日
《 ラジオによると、非戦闘員の安全区に対して、
日本はこれまでのところ最終的な回答をよこしていない
上海ドイツ総領事館を通じて、おなじく上海にいるラーマン党地方支部長に頼んで
ヒトラー総統とクリーベル総領事*に電報を打とうと決心した。
今日、つぎのような電報を打つつもりだ。
在上海ドイツ総領事館。
党支部長ラーマン殿。つぎの電報をどうか転送してくださるようお願いします。
総統閣下
末尾に署名いたしております私ことナチ党南京支部員、当地の国際委員会代表は、
総統閣下に対し、非戦闘員の中立区域設置の件に関する日本政府への好意ある
お取りなしをいただくよう、衷心よりお願いいたすものです。
さもなければ、目前に迫った南京をめぐる戦闘で、
二十万人以上の生命が危機にさらされることになります。
ナチ式敬礼をもって。 ジーメンス・南京 ラーベ
クリーベル総領事殿
本日私が総統へお願いしました日本政府に対する非戦闘員安全区設置に関する
お取りなしについて、貴殿のご尽力を心よりお願いする次第です。
さもないと、目前に迫った戦闘での恐るべき流血が避けられません。
ハイル・ヒトラー! ジーメンス・南京および国際委員会代表 ラーベ
*ヘルマン・クリーベルは一九二三年のヒトラーによる反乱に加わり、
ヒトラーと共に禁固刑を受けた。だがこの頃にはヒトラーへの進言など、
とうにできない立場にあった。
電報代を考えてラーマン氏は後込 (しりご) みするかもしれない。
そう思ったので、費用は私が持つからとりあえずジーメンスに
請求してくださいと付け加えた。
今日は路線バスがない。全部漢口へ行ってしまったという。
これで街はいくらか静かになるだろう。
まだ二十万人をこす非戦闘員がいるというけれども。
ここらでもういいかげんに安全区がつくれるといいが。
ヒトラー総統が力をお貸しくださるようにと、神に祈った。》
* ラーベは気をもんでいるが、
日本が回答をよこさないのは、まだ、南京攻撃が、決まってないからだろう。
ラーベ達は、南京戦は当然という前提で 「 安全区を」 作っているが、
日本は、上海で戦争を終わらせるつもりで、中国の飲める和平案を出していた。
それを蒋介石が蹴った為、南京へ行くか、留まるかでもめている最中なのだ。
南京で戦争すると決めてもいないのに、南京の 「安全区を認めろ」 と
言われても返事の出来る筈がない。
「安全区を支持する」 と言えば、自動的に南京戦を決めた事になる。
さりとて、蒋介石が和平を拒否している以上、 「南京戦は無い」 とも言えない。
よって、「安全区は不要」 とも言えない。
だから、返答ができないのだろう。
《 ラジオによると、非戦闘員の安全区に対して、
日本はこれまでのところ最終的な回答をよこしていない
上海ドイツ総領事館を通じて、おなじく上海にいるラーマン党地方支部長に頼んで
ヒトラー総統とクリーベル総領事*に電報を打とうと決心した。
今日、つぎのような電報を打つつもりだ。
在上海ドイツ総領事館。
党支部長ラーマン殿。つぎの電報をどうか転送してくださるようお願いします。
総統閣下
末尾に署名いたしております私ことナチ党南京支部員、当地の国際委員会代表は、
総統閣下に対し、非戦闘員の中立区域設置の件に関する日本政府への好意ある
お取りなしをいただくよう、衷心よりお願いいたすものです。
さもなければ、目前に迫った南京をめぐる戦闘で、
二十万人以上の生命が危機にさらされることになります。
ナチ式敬礼をもって。 ジーメンス・南京 ラーベ
クリーベル総領事殿
本日私が総統へお願いしました日本政府に対する非戦闘員安全区設置に関する
お取りなしについて、貴殿のご尽力を心よりお願いする次第です。
さもないと、目前に迫った戦闘での恐るべき流血が避けられません。
ハイル・ヒトラー! ジーメンス・南京および国際委員会代表 ラーベ
*ヘルマン・クリーベルは一九二三年のヒトラーによる反乱に加わり、
ヒトラーと共に禁固刑を受けた。だがこの頃にはヒトラーへの進言など、
とうにできない立場にあった。
電報代を考えてラーマン氏は後込 (しりご) みするかもしれない。
そう思ったので、費用は私が持つからとりあえずジーメンスに
請求してくださいと付け加えた。
今日は路線バスがない。全部漢口へ行ってしまったという。
これで街はいくらか静かになるだろう。
まだ二十万人をこす非戦闘員がいるというけれども。
ここらでもういいかげんに安全区がつくれるといいが。
ヒトラー総統が力をお貸しくださるようにと、神に祈った。》
* ラーベは気をもんでいるが、
日本が回答をよこさないのは、まだ、南京攻撃が、決まってないからだろう。
ラーベ達は、南京戦は当然という前提で 「 安全区を」 作っているが、
日本は、上海で戦争を終わらせるつもりで、中国の飲める和平案を出していた。
それを蒋介石が蹴った為、南京へ行くか、留まるかでもめている最中なのだ。
南京で戦争すると決めてもいないのに、南京の 「安全区を認めろ」 と
言われても返事の出来る筈がない。
「安全区を支持する」 と言えば、自動的に南京戦を決めた事になる。
さりとて、蒋介石が和平を拒否している以上、 「南京戦は無い」 とも言えない。
よって、「安全区は不要」 とも言えない。
だから、返答ができないのだろう。
これは メッセージ 1757 (kir**gotowa**me さん)への返信です.