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1938年7月19日参謀本部張鼓峯襲撃を計画

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/06/08 18:25 投稿番号: [1696 / 2250]
井本熊雄著   『支那事変作戦日誌』
255〜256p


《 朝鮮軍司令官は右命令に基づいて、第十九師団長に対し、

歩兵約四大隊、山砲兵約二大隊、重砲一大隊を基幹とする部隊四会、慶興、

阿吾地間の地区に集結させる処置を進め、七月十九日朝までにその兵力配置を終った。



ここまでは、一応至当で冷静な処置であったと思う。

ところが参謀本部の作戦課では、有末中佐出発後当面の対策について

あれこれ考えた結果、何とかして張鼓峯のソ連兵を急襲してこれを駆逐し、

外交交渉もその成果を利用して有利に導きたいという意向が強くなった。



しかしこの考えの中には、万一それによって簡単にソ側が引込まず、

事態が拡大悪化する場合のことは全く考えず、断乎として小兵力でソ連兵を駆逐すれば、

ソ側は引っこんでしまって事態は有利に解決するという単純な考え方であったのである。



稲田作戦課長もこの考え方に賛成であって、その実行を決意し、

十九日中に参謀総長まで決裁を受け、陸軍省の首脳部の同意も収付け、

反対意向の海軍軍令部にも納得させ、

二十日参謀総長より上奏してそのための大陸命を発令する準備を進めたのである。

二十日の上奏は問題なく御裁可があるものと思いこみ、

朝鮮軍に連絡のため、準備した大陸命案を携えて作戦課の荒尾少佐が十九日出発した。》


つづく



同盟ニュース   昭和13年7月19日(火)

《 不法 !! ソ聨、満領侵入!

   帝國断乎、至急撤退を要求


満鮮蘇國境附近張鼓峯に突如 !! 不法にも侵入、

霧の時を利用して頻りに陣地構築する蘇聨の越境問題に對して

我が帝國は断乎、至急撤退を強硬に要求しつヽあるが、

これは粛清血の嵐に動揺中の民心轉換の一流の詐術とも見られてゐる。》
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