入って中国人に南京事件真相議論しましょう

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

5月5日 松本重治氏 古野氏と会談2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/17 18:46 投稿番号: [1588 / 2250]
松本重治著   『上海時代・下』   中公新書
285〜286p


《「古野さん、私は今日まで五年半、古野さんの取材三原則を拳々服鷹してきました。

大丈夫、ご安心ください。

古野さん、もう一つお尋ねしたいのですが、

徐州作戦も、 『北支那方面軍』   は先月中旬から、

『中支那方面軍』   は今日ぐらいから、そのための作戦行動を起して徐州に

向っていますが、この作戦は成功しても、戦争の終結にはなりませんね。



李宗仁を総指揮として中央軍十師を含む四十万の大軍が徐州中心に集結して

いるそうですが、包囲殲滅戦が仮に成功したって、

必ずしも蒋介石の致命傷にはなりますまい。

おまけに、南京の場合のように、包囲殲滅戦が成功しないとすれば、

何のためにやっているのか判らないことになります」   というと、古野さんは、



「日本はだいたい中国をなめているのだから、番狂わせばかりが続くのだよ。

参謀本部は、長期戦を極力避けているが、陸軍省は強気で、

現地も、三月に台児荘で惨敗しても、なお強気だ。

軍内部の相剋を抑えるために外部に進出するといったようなかたちだ。

全く、目も当てられないのが日本の実状だ。

せめて内閣大改造でもやって、内閣だけでも一丸となることを期待して、

僕なんかも山東の奥地まで行ってきたわけだよ」   と、

吐き出すようにいわれる。



私は、全く暗澹たる気持になってしまった。が、

「でも、近衛さんが一月十六日の声明を取り消す方向に考えているのは、

幾分かの救いですね。ただし、蒋陣営内の和平派は、条件附の和平派ですから、

万事は日本側の姿勢によるものですよ」   というと、



「それはそうだろうね。近衛さんは、内閣改造に政治生命を賭けている姿勢だが、

日本には、残念ながら、馬鹿が多すぎる。

だが、宇垣は、こんどは対蒋介石の外交を懸命にやるとの話だ。

松本君もあんまり悲観するなよ」   と古野さんはいってくれた。



古野さんの顔を眺めると、私にも元気が出てくるように感じ、

私もやるだけのことはやろうと、決心を固めた。



古野さんを見送ってから、約三週間経つと、五月二十六日に内閣大改造が行われた。

古野さんのいったように、外務大臣には宇垣が、大蔵大臣兼商工大臣に池田がなり、

六月三日附では、板垣が陸軍大臣に就任した。》
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)