入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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陸軍到着までの上海居留民の苦悩2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/04/16 18:51 投稿番号: [1587 / 2250]
蘇州河の北側は地獄でしたが、南側は別世界でした。


塚本誠著   『ある情報将校の記録』   中公文庫
202〜203p


《   蘇州河北側では日中両軍が死闘をくり返しているのに、

南側は英・米・伊・仏軍が駐在し、戦争景気でかえって繁昌している。

虹口地区は燈火管制をしているが、

対岸は不夜城でバー、ダンスホールが賑わっている。》


203p

《 日本人のいる所は共同租界の一部なので、警察権の運用もイギリスの力が強い。

虹口、楊樹浦の警察署長は英人で、警察官は日本人よりも中国人、インド人の方が多い。》



ここで問題が持ち上がりました。


204〜205p

《 ある日、工部局警察が楊樹滞地区にいる警察官の一斉引揚げを命じたという情報が入った。

工部局警察員は中立の非戦闘員だから引き揚げるというのがその理由らしい。

これは明らかにこの地区における工部局の行政権の放棄である。

放棄となれば中国軍が入っても不法ではなくなる。

私はこれは重大なことだと考えたので、すぐさま引揚げを阻止しようと、

ブロードウェイの橋にかけつけると案の定ぞろぞろやって来た。



私は彼らに向かって、

「第三艦隊司令長官の命令のない限りここの通過は一歩も許さない」   といって、

彼らの通過を拒否するとともに一行中の若干名の日本人警察官には私の真意を話した。

日本人警察官は直ちに引揚命令を蹴って旧部署へ戻っていった。

外国人警察官はいつまでも騒いでいる。

私は素知らぬ顔をして土嚢に腰をおろし煙草をふかしていた。



こうして彼らを引きとめておいて、大使館に行き、事の重大性を説明したところ、

曾弥益書記官   (現民社党代議士   (本が書かれた当時))   が   「よくわかった。

こちらから工部局に話そう」   といってくれた。

話の結果、やはり外国人警察隊だけは引き揚げていったが、

曾弥さんが釘を一本打ってくれた。日本人警察隊のみはよくその配置を守った。

私がその日の夕方、日高第三艦隊参謀と楊樹浦の日本警察隊を激励に行く、

彼らはアパートに土嚢を積んで家族ぐるみ防禦体制をとっていた。さすが日本人である。》


206p

《 陸軍には馬淵逸雄少佐 (30期)   が報道部長として武官室に増員されたが、

この人に記者たちは親愛と尊敬の念を抱いている。

陸海軍とも重要な地位によくも適任者を揃えたものである。

そのため上海では軍と報道陣の間にはトラブルが起こったことを聞いたことがない。》


つづく
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