入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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3月16日 台児荘戦の前段階2

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/03/29 18:45 投稿番号: [1550 / 2250]
児島襄著   『日中戦争4』   文春文庫
299〜300p


《 第二十一連隊長片野大佐は、十五日、中国軍はなみなみならぬ決意で

「決戦」   をいどんできている、と判断し、支隊長坂本少将にたいして、

第十一連隊の投入による敵撃滅を意見具申した。


ところが、支隊司令部からは、第十一連隊との連結を指示してきただけで、

支隊長も参謀も   「実情把握」   のための第一線視察をこころみない。



中国軍の攻撃は激化し、十六日になると、南からの第三軍団の一部が東にまわり、

北側の第五十九軍と呼応して第二十一連隊を包囲する勢いを示した。

正午ごろには、彼我の前線は約三十メートルにまで接近し、第二十一連隊長

片野大佐は、しきりに側背からの援護攻撃を支隊司令部にもとめた。


すると、午後零時三十分、支隊長坂本少将は第二十一連隊に後退を命令してきた。

いったん第十一連隊とともに湯頭鏡に集合して、攻撃を再開する、という。



第二十一連隊長片野大佐は、包囲された形のまま退却するのでは敵に勝利感を

いだかせてしまう。撃破すべきだ、との意見をつたえたが、

支隊長坂本少将はなおも後退を指示し、大佐は、後退準備を部下に下令した。


ところが、つづいて支隊命令がとどき、こんどは第十一連隊に南下攻撃をさせるので、

「現位置ヲ撤スルコトナク (敵を) 攻撃スベシ」   という。

「当然だ。敵をつけあがらせる必要はない」

第二十一連隊長片野大佐は、満足して、各隊に勇戦を指令した。


しかし、午後二時になると、また支隊命令が受信された。

「前電命取り消シ。片野部隊ハ万難ヲ排シ現地ヲ撤退スベシ」



まさに   「猫眼」   なみに転変する作戦指導である。片野大佐は、憤然として返電した。

「連隊ハ現位置ヲ確保シ、敵撃滅ニ邁進ス」

大佐は、敵は撃退できる、と確信していた。

弾薬節約の意味もこめて、各隊は中国軍をひきつけては斉射する戦法を

くり返していたが、相手はそのたびに潰走し、

次第に突撃兵力が減少する傾向をみせはじめていたからである。


だが、支隊司令部は撤退指示をかさね、

午後十一時には、司令部に連絡に出かけた副官三浦忠義少尉が帰り、

軍旗だけでも帰還せよ、という支隊長坂本少将の言葉をつたえた。



片野大佐は、致しかたなし、と後退を決意し、十七日午前二時、陣地を撤収した。

第十一連隊も、翌日、攻撃を中止して湯頭鎮付近にひきあげたが、

片野大佐の予想どおりに、中国側は戦勝を呼号した。》


つづく
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