入って中国人に南京事件真相議論しましょう

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3月8日 松本氏、高宗武と和平を語る1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/03/16 18:47 投稿番号: [1523 / 2250]
松本重治著   『上海時代・下』   中公新書
266〜268p


《 三日ほど経ってから、高宗武からの電話で、同じ仏租界の空家然たる家で、

四時ごろからふたたび会談した。董君は、東京から上海へはまだ帰っていなかった。



高君は、 「このあいだは、久しぶりで、愉しかったよ。

君の話で、東京の情勢が手にとるように判ったように思う。

そこで、では、これから中国側はどうしたらよいかということを、僕も考えたいのだ。

が、参考のために、ぜひ君の意見を聴きたいね」   という。



「中国側がどうしたらよいのかを僕に尋ねたって、

こちらは、意味のあるような返答なんかはあり得ないじゃないか。

中国側は   『徹底抗戦』   を呼号し、また実行しているじゃないかね。

南京が陥落したって、蒋介石はへこたれるような人間ではないし、

初めから長期抗戦はこれを計画していることだし、……」

と話し出すと、高君は、遮るように、いった。



「軍人は戦争が商売だからいいが、外交官である僕は、呑気に考えてはいられないのだ。

戦争が長期化し、拡大すれば、両国とも、消耗がひどいに定っているし、

戦禍は、主として中国民衆が被害者になるのだよ。

僕としては、何とかして和平の方向に両国を向けねばならんと考えているのだ。

それで、しつこいようだが、君の意見を尋ねているんだ」   と、熱を籠めていう。



私が、高君の顔をじいっと眺めていると、たんなる情報集めをやりに来たのではなく、

「通郵問題」   以来、高君が日中関係のために挺身してきた姿勢が、

今日までも続けられているように思え、国境を越え、戦争の真最中でも、

友人たるに変りはないという感じを得た。



「宗武、僕が一介の新聞記者であり、政府や軍部の代弁者でないことは、

君の知っているとおりだ。常識から考えても、戦争はよくないよ。

ことにこんどの日中戦争は、よろしくない。

日本の国民は、 『何々占領』   とか   『何々陥落』   とかいって、捷報続きで、

酔いしれている。中国国民の多くの人々が、悲惨な戦禍を被っている。

戦線が前進拡大するたびに、占領区域は、その実質はともかく、拡がっていく。

上海・南京区域には、今月末にも   『維新政府』   なるものが、出来上りそうだ。



こういう既成事実が続々と出来るので、

国民政府との和平が、いよいよ困難になってきている。

一月十六日の声明だって、その既成事実をますます強化する方向に向っている。

中国のナショナリズムを評価しているものの一人として、

僕は、こういう傀儡政権と日本が国交を調整しようとしたって、

全くのノン・センスだと思っている。



ノン・センスではあるが、傀儡政椎だって、それぞれ一つの歴然たる既成事実なのだ。

一日も早く和平をもたらすためには、国民政府を改組するか、

あるいは形式的にでもこれらの傀儡政権を吸収合併し得るような第三政府

というようなものをでも考えざるを得ないと思う。



つづく


*   松本氏は占領区に造った臨時政府を傀儡政権として批判しているが、

   こういう見方は住民の事を忘れている。


   軍も行政官も逃げて、そこには中国の行政がない。   誰が行政を担当するのか?

   日本軍に、直接統治をしろと言うのか?   日本が侵略するつもりならやっただろう。

   しかし、日本には侵略の意図はない。 だから、住民に自治をやらせた。

   それを傀儡で愚劣と言う。 ならば日本領にして行政官を送り込めと言うのか?

   口先だけのキレイ事を言うのは簡単だが、住民の立場を忘れてはいないか。

   そういう単純な発想が、結局は、中国の詭弁に利用されてしまう。
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