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戦争を好まない日本陸軍

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/02/09 18:54 投稿番号: [1447 / 2250]
児島襄著   『日中戦争3』   文春文庫


229p

《 蒋介石は、九月二十四日、あらためて軍政部長何応欽に電令した。

「拠昨今形勢、日方己具一戦決心、務令京滬漢各地、立即準備一切、

厳密警戒、俾随時抗戦為要」

北京、上海、漢口で火ぶたがきられる可能性がある、臨戦態勢をとれ、との趣旨である。

そして、蒋介石は、とくに 「上海事変」 の再発をおそれ、

上海市長呉鉄城にたいしても、「積極戒備」 を下令した。


230〜231p

  −   だが、

実際には、日本側の 「一戦決心」 には現実性がとぼしかった。

戦争となれば、当然に陸海軍の一致した   「決心」   が必要だが、

海軍とは逆に、陸軍の姿勢は消極的であったからである。

陸軍側は、上海の水兵射殺事件が発生する前日、九月二十二日、

参謀本部第一課長石原莞爾大佐が海軍軍令部第一課長福留繁大佐をたずね、

陸軍には   「全支作戦」   をおこなう意志はない旨を、きっぱりと通告していた。



二十六日の三省局長会議でも、豊田、磯谷両局長の間で次のような問答がかわされている。


豊田   「北支事態ガ重大ナルガ、 陸軍ノ腹   (ハ)   如何」

磯谷   「北支五省ヲ   満州国ノ延長トスルガ如キ   極端ナル事ヲ

    考ヘヲルモノ、ナシ……」

豊田   「蒋介石   (ガ)   帰京セザル場合、如何スルカ」

磯谷   「一月デモ二月デモ待ツ。 其ノ際ハ国論モ ヤカマシクナルガ、

    北支ニ対シ 既定方針ニテ進ム」



磯谷少将は、参謀本部と陸軍省の間に思想統一ができていない、

と陸軍の内情ももらした。

たとえば、派兵の目標にしても、参謀本部はやむを得なければ   「北支」   に

するというが、陸軍省は   「上海、南京」   をえらぶ。

陸軍省側の観察では、 「北支」   は中国の   「急所」   ではない、

しかし、南京を奪えば 「国民党部ハ解散シ   浙江財閥ハ   (蒋介石ニ)

離反ス」   るとみこまれるからである。



だが、いずれにせよ、意見不一致のままでは戦争はできない。

「用意ハ有ス。 (しかし)   兎モ角、出来ル丈   (だけ)   一兵モ使用シタクナシ」

磯谷少将は、あるいは自身の本意にはそぐわぬためか、やや憮然としながらも、

明確に陸軍の   「本音」   をつたえた。



蒋介石も、その   「本音」   は戦争回避である。

十月一日、軍事委員会弁公庁副主任劉光は、またしてもドイツ人軍事顧問団長

ファルケンハウゼン中将の献策を、伝達してきた。

漢口、上海の租界地の日本軍を奇襲して開戦の主導権をにぎれ − と、いう。

蒋介石は、広州から南昌にうつっていたが、軍政部長何応欽の来訪をもとめて協議した。

軍政部長何応欽は、 「日中戦争」   はなお時期尚早である旨を詳述した。


*   ドイツ軍事顧問団長ファルケンハウゼン中将は日中戦争をけしかけていた。


つづく
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