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満洲に於ける日本人迫害3の1

投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/01/18 18:44 投稿番号: [1398 / 2250]
臼井勝美著   『満洲事変   戦争と外交と』   中公新書


11〜12p

《 東北交通委員会は、日本の東北における権益の中核である南満州鉄道を

中国鉄道で包囲し、その機能を麻痺させる計画をたてていた。

すなわち満鉄をはさむ東西の二大幹線をつくり、

これを北寧線   (北平−洛陽)   に集中し、新たに良港を築いて連絡すれば、

単に満鉄の死命を御し得るのみでなく、

ソビエトの権益鉄道である東支鉄道にも重大な脅威を与え得るという構想である。



その所要資金は官民合弁でつくり、なお不足のときは、

鉄道が外国に支配されないよう相当の条件を付したうえ、

外国資本を受け入れることとし、特にアメリカ、ドイツの資本を歓迎する建前をとった。



すでに七月から錦州の南コロ島でドイツ資本による大規模な港湾建設工事が始まっていた。

東北交通委員会が構想している二大幹線が完成すると、

南北満州の重要地点から中国鉄道を経由してのコロ島への距離は、

満鉄を利用して大連に行く場合と比較して著しく短縮されるので、

将来物資の集散上、中国鉄道が有利となり、

満鉄への脅威が深刻になることは充分予測された。

このように中国鉄道による満鉄包囲網が着々と計画されつつあった。》



19 p

《 一九三一年二月中旬、国民党の中央執行委員呉鉄城と、中央監察委員張継は南京を出発、

呉鉄城は東北四省、・・・の党務視察、指導のため現地に赴いた。

・・・

呉鉄城は、二月二十日、奉天に着き、ただちに党部の開設に着手した。

呉は、まず奉天、吉林、チチハル、熱河に省党部を設け、

ついで東北四省の重要都市に市党部を置き、漸次県党部以下を組織 》


つづく
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