1月13日 ラーベの日記
投稿者: kireigotowadame 投稿日時: 2012/01/01 16:16 投稿番号: [1361 / 2250]
一月十三日
《「安全区国際委員会を国際南京救済委員会に変更する」
という私の提案は
委員会で否決された。せっかくいま、日本から事実上認められているのに、
もし自発的に解散したりしたら、これ幸いと黙殺されるおそれがある、というのだ。
私が多数派の意見に従ったのはもちろんだ。
つねに足並みをそろえて行動しなければ。
イギリス海軍を通して上海の中国本社からの無線電報を受け取った。
一月十日づけで、ここをたたみ、韓をつれてできるだけ早く上海へくるように、とある。
明日
「外国人も中国人もいまは街から出られない」
と返事をしよう。
クレーガーも何度か上海へいく許可をもらおうとしたがだめだった。
今日、ローゼンとクレーガーが城壁の外へ出た。
戦災孤児院の近くにあるシュメーリング家と、
中山陵記念公園地区にあるユッケルト家の様子を見にいったのだ。
大使館の車で戻る途中、福田氏や日本の将校たちに停められた。
将校たちは、なぜ城壁の外に出たのか、どうして日本軍の命令に従わないのかと
問いただしたそうだ。話しながら双方ともしだいに興奮していった。
ローゼンは言った。私は日本軍の命令に従うなどと約束したことは一度もない。
私には外交官として職務をきちんと果たす権利と義務がある。
ちょうどいま、ドイツ人の財産の被害状況を確認しようと思っているところなのだ。
すると日本側は、その旨を文書にしろと言ってきたので、ローゼンはそれを書いて渡した。
そして帰るとすぐに上海のドイツ大使館に電報を打ったという。
さて、どうなることやら……。
十六時
国際赤十字の会議が鼓楼病院で開かれ、ジョン・マギー、マッカラム、
クレーガー、ロウ、それに牧師の沈玉書さんたちが出席した。
赤十字から委託されている入院患者を無料で治療するかどうか、
今後はマッカラムが決めることになった。
いままでマギーが担当していたのだが、ここのところ無償で治療する患者を
受け入れすぎたからだ。なかには、全くの無一文だと申告していたのに、
ベッドに三百ドル隠していた女の人もいた。
張のかみさんが退院するので、車で迎えに行った。病院に払うにも、
先月の給料の三十ドルしかないというので、残りは私が払った。》
*
「無一文だと申告していたのに、ベッドに三百ドル隠していた」
これだけ騙されても、まだ、ラーベ達は中国人を信用するのを、やめない。
これは メッセージ 1356 (kireigotowadame さん)への返信です.
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