侵略国日本は国際社会の前科者

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米国黒人社会の日本観のつづき

投稿者: kabu_kachan7 投稿日時: 2011/03/01 07:10 投稿番号: [8114 / 8458]
■6.日本での「忘れがたい経験」■

1936年、黒人運動の指導者デュボイスは、
満州に1週間、中国に10日間、日本に2週間滞在して、
「ピッツバーグ・クリア」紙に「忘れがたい経験」
と題したコラムを連載した。

デュボイスが東京の帝国ホテルで勘定を払っている時に、
「いかにも典型的なアメリカ白人女性」が、
さも当然であるかのように、彼の前に割り込んだ。

ホテルのフロント係は、女性の方を見向きもせずに、
デュボイスへの対応を続けた。
勘定がすべて終わると、彼はデュボイスに向かって深々とお辞儀をし、
それからやっと、その厚かましいアメリカ女性の方を向いたのだった。
フロント係の毅然とした態度は、これまでの白人支配の世界とは違った、
新しい世界の幕開けを予感させた。

「母国アメリカではけっして歓迎されることのない」一個人を、
日本人は心から歓び、迎え入れてくれた。
日本人は、われわれ1200万人のアメリカ黒人が
「同じ有色人種であり、同じ苦しみを味わい、同じ運命を背負っている」
ことを、心から理解してくれているのだ。[1,p109-118]

さらに、この旅で、デュボイスは日本人と中国人との違いを悟った。
上海での出来事だった。
デュボイスの目の前で4歳くらいの白人の子どもが、
中国人の大人3人に向かって、どくように言った。
すると、大人たちはみな、あわてて道をあけた。
これはまさにアメリカ南部の光景と同じではないか。

上海、この「世界一大きな国の世界一立派な都市は、
なぜか白人の国によって支配され、統治されている。」
それに対して、日本は、
「有色人種による、有色人種の、有色人種のための国」である。

■7.日本人と戦う理由はない■

日米戦争が始まると、黒人社会の世論は割れた。
「人種問題はひとまず置いておいて母国のために戦おう」という意見から、
「勝利に貢献して公民権を勝ち取ろう」、
さらには「黒人を差別するアメリカのために戦うなんて、馬鹿げている」
という意見まで。

デュボイスは、人種戦争という観点から捉え、
「アメリカが日本人の権利を認めてさえいれば、
戦争は起こらなかったはずだ」とした。

黒人たちは、
白人が日本人を「イエロー・バスタード(黄色い嫌な奴)」、
「イエロー・モンキー(黄色い猿)」
「リトル・イエロー・デビル(小さな黄色い悪魔)」などと
蔑称をさかんに使うことに、ますます人種戦争のにおいをかぎつけた。

アメリカは日本兵の残虐行為を理由に、
「未開人」という日本人イメージを広めようとやっきになっていた。
それに対して、「ピッツバーグ・クリア」紙は、ビスマーク沖での海戦で、
アメリカ軍は多数の日本の艦船を沈めた後、
波間に漂っていた多くの日本兵をマシンガンで皆殺しにした、
本土爆撃ではわざわざ人の多く住んでいる場所を選んで、
大人から赤ん坊まで無差別に殺した、
さらに「広島と長崎に原爆が落とされた時、
何万という人間が一瞬にして殺された。
これを残忍と言わずして、何を残忍と言おう」と主張した。

軍隊の中でさえ差別に苦しめられていた黒人兵たちにとって、
白人のために、同じ有色人種である日本人と
戦わなければならない理由は見いだせなかった。
ある黒人部隊の白人指揮官は、隊の95%は戦う気力がまったくない、
と判断を下した。
黒人兵の間では、やりきれない気持ちがこんなジョークを生んだ。

墓石にはこう刻んでくれ。
白人を守ろうと、黄色人種と戦って命を落とした黒人、
ここに眠ると。[1,p120-140]
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