対イラク武力行使

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テープの真偽について

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/02/28 15:32 投稿番号: [88324 / 118550]
  録音テープは「捏造」されたものではないと思います。その根拠は、録音された声の主であるカメル中将がヨルダン亡命後、米国の諜報部員に証言していた内容と、テープの内容が整合するからです。

  1995年の時点で、イラクが生物兵器の備蓄を隠蔽していたことは、とっくの昔、UNSCOMの調査でも明らかになっており、フセイン政権自身がそれを認め、直後、自発的に廃棄したと報告しています。

  したがって、テープは「確認されている事実」を裏付けるだけのものであり、2003年の時点で、イラクが生物兵器の備蓄を隠匿していたと証明するものではないのです。

  なにも大騒ぎするほどの「大発見」じゃないでしょう。テープの分析は、おそらく2003年中には終わっていて、当時はたいした情報価値がないということで、今までずっと資料庫に眠っていたんじゃないかと思います。

  WMDのシリア移送に、ロシア特殊部隊が関与していた…という情報は、比較的目新しいものですが、シリア移送の疑惑自体は、2002年当時からイスラエルのシャロン首相(当時)が何度も指摘し、シリア当局が明確に否定してきたものです。

  開戦直後の2003年4月、ロシア大使館員の国外退出時、バグダッドにあったイラクWMD関連の機密書類がロシアに持ち出されたのでは…という情報があり、それが今回の「憶測」を補強したのだろうと思います。

  しかし、それらの情報は2003年の時点で、すでに入手済のものであり、ケイ氏やドルファー氏の「調査団」が検証し「信憑性は低い」として退けられたはずのネタなのです。

  ケイ氏は、イラクの兵器計画にロシアが絡んでいた事実を突き止め、辞任の時(国名こそ隠蔽しましたが)、おもわせぶりにロシアの関与をコメントしましたが、それが「禁止兵器」に関連するものかどうか確証がなかったため米露関係を考慮して、曖昧な表現にとどめました。

  一旦、退けられたネタが、なぜ今頃再浮上してきたか?…という疑問の答えは、たぶんこの「ロシアの関与」にあるのだろうと思います。

  おそらくロシアは、イラクの兵器計画に絡んで、多少後ろめたい秘密を持っているのでしょう。米国の諜報機関が、その傍証をつかみ、ブッシュ政権は、これをWMD問題にひっかけて、マスコミ報道させることにより、ロシアから何らかの譲歩を引き出そうとしているのではないか…と邪推します。

  で、「何についての譲歩か?」と言うと、考えられることは二つあります。一つは安保理でイラン攻撃への指示を取り付けるということ。もうひとつは、最近ロシアが政府の公式見解として、911内部犯行説に傾倒しており、国家ぐるみで調査に乗り出してきたという「緊急事態」に対応するためです。

  プーチン政権はイラク政策で「探られては痛い腹」があり、ブッシュ政権も911関連で「探られて痛い腹」がある・・・そこでお互い「バーター取引きしませんか?」という打診が、今回のABCの報道につながったのでは?

  …とまあ、妄想に近い推理なんですが、ホワイトハウスは今更「イラクWMDが見つかった」などと言えるはずもないんで、報道の裏はなにかな?と、いろいろ考えてみたら「こんなん出ましたけどぉ〜」ってところです。眉に唾して、話半分で読んで欲しいんですが、万一何らかの意味で、考察の参考になれば幸いです。
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