対イラク武力行使

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>英軍兵士拘束

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/09/22 17:07 投稿番号: [80750 / 118550]
>紛争地でのあらゆる者が持つ最低限の権利

  その中にはテロ容疑で拘束された人物の肖像権も入るのですか?

>その爆弾がどこにも無いのだよ・・・

  ジャイクフ議員の情報どおり「自動車爆弾」だったとしたら、所持品の中に爆弾が無いのは当然のことです。問題は、英軍の強襲によって、その車両自体が検証不可能になってしまったということでしょう。同時に爆弾所持を証言できる容疑者も消えました。「偽装テロ」の証拠隠滅作戦としては、非常に首尾よく行ったということになります。

  今となっては、特務兵士たちの任務が「偽装テロ」であったと証明する証拠はありません。車両は混乱に乗じて、すでに破壊されているでしょうし、特務兵士2名は、すで殺されているか監禁されていることでしょう。そのことは、彼らの氏名や階級、所属部隊や出身地等が一切報道されず、「解放」後の映像も皆無であることから、ほぼ間違いないだろうと思います。

  これでイラク警察側が、どのような証言をしても、物証が無い限り、英軍当局はしらばっくれる事が可能になったわけです。しかし同時に「英国人(兵士)のテロリスト(容疑者)」が存在したという事実は永遠に消えず、彼らの「容疑」を晴らすことも不可能になりました。状況証拠と証言は「限りなく黒に近い灰色」であり、なにより物証を始末したのが英軍自身であったことから、真実はどうあれ、英軍による「偽装テロ」は、ほとんど「既成事実」として世界中に認識されることになります。英軍当局や英国防省が、下手な言い訳をすればするほど、その認識は確信に変わっていくでしょう。

  占領軍による犯罪行為は、なにも今に始まったことじゃありませんし、アブグレイブの虐待事件など、ごく一部を除いて「立証」など無理な相談だと言うことは「占領の常識」です。従って、それらの犯罪行為を、ひとつひとつ「断罪」していくことの無意味さは、私も充分に知っています。しかし、それらの犯罪行為を「正当化」することの無意味さを知らない人々にとって、今回の事件は大きな教訓になるはずです。

  「戦争と占領が犯罪の大バーゲン会場」であるという常識に目を瞑り、「多国籍軍は『偽装テロ』を行うはずがない」という、ほとんど宗教的な確信からしか状況を見れなくなれば、現実認識の能力が極端に低下してしまうことでしょう。到底「正当化」が不可能なものに「正当化」の理論を与えようとすればするほど、現実からは遊離せざるを得なくなるのです。

  「バスラ騒動」は、他の戦時事件のほとんどの場合と同様、永遠に解決することがないでしょう。評価も永く割れたままだろうと予測します。しかし私たちには、事件が突きつけた「現実」を、なるべく正確に把握する努力が求められます。最初から評価を決め打ちにして現実認識を歪め、無理なロジックにすがるのではなく、情報を吟味、分析し「確実なこと」を積み上げていくべきなのです。そして、今のところ「確実なこと」とは、「多国籍軍による『偽装テロ』の疑いが、一気に現実味を増した」ということです。

  これを受け入れることは、郵政民営化が「正しい政策」であるかどうかに関係なく、選挙では与党が圧勝したという「現実」を受け入れることと同じです。あなたが「多国籍軍は『偽装テロ』などしていない」と信じるのは、あなた個人の「評価」であって、それが正しいか否かにかかわらず、現実は「疑いが深まって」いるということですね。

  あなたが多国籍軍の「偽装テロ」容疑を晴らしたいのであれば、疑惑の元となった情報や現実を否定したり歪曲解釈するのではなく、容疑自体を否定する情報や現実を提示すべきだと思います。
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