>パピヨンのテーマ
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/28 15:51 投稿番号: [69653 / 118550]
>奴隷制度を採用すること自体が、他民族を軽視することの現われです。
奴隷制度は、奴隷労働を必要とする産業社会と、奴隷労働でなければ食べていけない貧困層が、それぞれ需要と供給を担当することで、自然に形成されたものですよ。誰かが利己的な悪意を以てデッチ上げた制度じゃありません。
ですから、奴隷制度を「採用」した人々が「心性下劣」で侵略に抵抗がない…というのは「言いがかり」です。
国家の政体も同じことでさ、モデルとか理念より先に欲求や社会力学があるんですよ。それに、人口規模だとか土地が肥えてるか痩せてるかとか、草原地帯だとか沿岸地帯だとか、そういった地政学的な条件が共同体、あるいは国家の制度、性格に決定的な影響力を持ってくるわけね。そして、それぞれの条件を前提にして、共同体、国家をどう運営していけば一番上手く行くか?…って考えるところに「理念」や「モデル」が生まれて来るという順序なんです。
だからね、民主主義政体が、どんな条件下でも絶対に有益に機能するとは限らないし、独裁政体が常に世界にとって不安定要素となるわけでもないのね。時と場所によっては「宗教政治」が有効なこともあるし、同じように「独裁体制」が有効なこともあるわけ。
lonlontimagoさんにも書いたんだけど、国家を前提にした「民主主義」って言うのは、国家の統治手段の一つなんであって、実は「独裁政治」と根っこは一緒なんですよね。だから、地政学的な、あるいは文明・文化史的な視点を度外視して、ただ両者を単純比較で「どっちが良い」なんて乱暴なことは言えないのよ。
私は、自由民主主義という「理念」の優位性は認めるとしても、民主主義政体の国家が人類社会の最終到達点じゃないと思うし、他の政体との単純比較で、民主主義政体の優位性は認められないわけなんですよね。
あなたは、民主主義政体を実現できていない国家を「不完全な国家」と看做し、その阻害要因として、独裁者や権力者のエゴイズムを挙げておられますが、これは、民主主義政体を実現した国家の傲慢であり、人類社会の進化過程や、その到達目標点に関する無知、無理解に他ならないんだってことに気づいて欲しいと思っています。
一旦は「民主主義政体を実現した国家は、侵略戦争をしない」と言っておきながら、「民主主義政体を実現していても、『独裁色』の残っている国家では、侵略戦争もありえる」なんて、言い訳がましい駄弁をふるわなくても、「国家は、その政体に関わらず、侵略戦争をする可能性を持っている」と認められた方が、話は簡単です。だいたい、奴隷制や人種差別主義は「独裁」となんら関係のない概念でありながら、これを「独裁色」と名付けるところに無理があります。
あなたは、現実には何処にもない「理想的民主主義国家」を語りながら、これを、ただ「民主主義政体を実現した」と言うにすぎない、欧米および日本の優位性に結びつけて論を立てておられます。この点が、あなたの主張を支離滅裂なものにしてしまっている…という現実に早く気づいて欲しいと願っています。
奴隷制度は、奴隷労働を必要とする産業社会と、奴隷労働でなければ食べていけない貧困層が、それぞれ需要と供給を担当することで、自然に形成されたものですよ。誰かが利己的な悪意を以てデッチ上げた制度じゃありません。
ですから、奴隷制度を「採用」した人々が「心性下劣」で侵略に抵抗がない…というのは「言いがかり」です。
国家の政体も同じことでさ、モデルとか理念より先に欲求や社会力学があるんですよ。それに、人口規模だとか土地が肥えてるか痩せてるかとか、草原地帯だとか沿岸地帯だとか、そういった地政学的な条件が共同体、あるいは国家の制度、性格に決定的な影響力を持ってくるわけね。そして、それぞれの条件を前提にして、共同体、国家をどう運営していけば一番上手く行くか?…って考えるところに「理念」や「モデル」が生まれて来るという順序なんです。
だからね、民主主義政体が、どんな条件下でも絶対に有益に機能するとは限らないし、独裁政体が常に世界にとって不安定要素となるわけでもないのね。時と場所によっては「宗教政治」が有効なこともあるし、同じように「独裁体制」が有効なこともあるわけ。
lonlontimagoさんにも書いたんだけど、国家を前提にした「民主主義」って言うのは、国家の統治手段の一つなんであって、実は「独裁政治」と根っこは一緒なんですよね。だから、地政学的な、あるいは文明・文化史的な視点を度外視して、ただ両者を単純比較で「どっちが良い」なんて乱暴なことは言えないのよ。
私は、自由民主主義という「理念」の優位性は認めるとしても、民主主義政体の国家が人類社会の最終到達点じゃないと思うし、他の政体との単純比較で、民主主義政体の優位性は認められないわけなんですよね。
あなたは、民主主義政体を実現できていない国家を「不完全な国家」と看做し、その阻害要因として、独裁者や権力者のエゴイズムを挙げておられますが、これは、民主主義政体を実現した国家の傲慢であり、人類社会の進化過程や、その到達目標点に関する無知、無理解に他ならないんだってことに気づいて欲しいと思っています。
一旦は「民主主義政体を実現した国家は、侵略戦争をしない」と言っておきながら、「民主主義政体を実現していても、『独裁色』の残っている国家では、侵略戦争もありえる」なんて、言い訳がましい駄弁をふるわなくても、「国家は、その政体に関わらず、侵略戦争をする可能性を持っている」と認められた方が、話は簡単です。だいたい、奴隷制や人種差別主義は「独裁」となんら関係のない概念でありながら、これを「独裁色」と名付けるところに無理があります。
あなたは、現実には何処にもない「理想的民主主義国家」を語りながら、これを、ただ「民主主義政体を実現した」と言うにすぎない、欧米および日本の優位性に結びつけて論を立てておられます。この点が、あなたの主張を支離滅裂なものにしてしまっている…という現実に早く気づいて欲しいと願っています。
これは メッセージ 69589 (theme_from_papillon さん)への返信です.
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