dorawasabi5001さん
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/22 14:53 投稿番号: [69266 / 118550]
>この場合【戦争】で問題になるのは【侵略】で、
>【侵略戦争は犯罪】とはいえない・・・という
>ように私には読めてしまったのです。
その読み方で正解だと思います。【侵略戦争】は「違法」ですが、この違法行為に対する「罰則」はありませんので「犯罪」とは言えません。今後、国連で「侵略行為に対する罰則」が規定されれば、「犯罪」になるのですが、国連には、その罰則を強制する能力がありませんから、これは「絵に描いた餅」にすぎません。
国際法は「国家間の紛争を、なるべく平和的に解決しましょう」という取り決めなんであって、「違反したら罰するぞ」という性格のものじゃないのです。基本的に、違法行為を犯した国家であっても、国際社会の一員として認める・・・違法行為については改めて、償えばそれで良し、という考え方です。
しかし、上の取り決めは、「違法行為が、行為者の利益にならないように、国際協調していきましょう」と言うふうに置き換えても成り立ちます。そこで、違法行為を改めない、あるいは償わない国家に対しては、武力行使によって強制的に改めさせる、償わさせる…という選択肢(第7章)も排除されていないわけですが、これは、あくまで「平和への脅威に対する緊急対処」であって「懲罰」ではありません。
「国際法違反」と言ってしまうと「犯罪」であるかのように聞こえますが、実際には「多国間協定違反」です。国家の軍事力行使については、その国の政権に「自由裁量権」がありますので、自衛・侵略を問わず、戦争は「犯罪」と規定されません。「侵略戦争禁止」という多国間協定に違反した国家は、(国連決議に基づく武力行使も含め)多国間協調によって不利益(制裁)を受ける…というだけのことなのです。しかし、違反国家が米国のような超軍事大国であれば、この「協調」が有効に作用しません。このことが、今最大の問題となっているわけですね。
これは メッセージ 69239 (dorawasabi5001 さん)への返信です.
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