>パピヨンのテーマ 1
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/03/30 11:24 投稿番号: [68053 / 118550]
>私には、上記にあるように思えるし、アメリカ国民も私と同じ
>印象を持っていただろうということなんです。
多くの米国民が「イラクは大量破壊兵器を持っているだろう」と思っていたことは確かでしょう。しかし、米国民の中にも冷静に分析していた人は何人も居ます。イラクの査察に関わった人物でも、スコット・リッター氏やデビッド・ケイ氏のように「大量破壊兵器の所持は可能性が低い」と主張していた人がいます。印象だけで物事を決めつけないで、専門家の意見を先入観抜きで、ちゃんと聞く耳さえ持てば、誤認は避けられたのではないでしょうか? 「イラクは信用できない」という先入観によって、脅威を誤認してしまったことに対して真摯な反省がなければ、今後も同じ失敗を繰り返すことになります。
>独裁国家が相手ならそうは(国内の事件のようには)いきません。
>つまり、信用できるかどうかが決め手になります。
結局「悪人を裁くのに証拠はいらない」という暴論に戻っていますね。私は、国際の平和に対する脅威を認定する際、「証拠」が国内の刑事裁判並みに厳密である必要はない…と言いましたが「証拠なんていらない」という主張には、絶対に同意できません。証拠が厳密でないからこそ、国際合意が必要なんですよ。UNMOVICが査察継続を要求し、安保理が武力行使容認決議を出さなかった…という事実より「テロで疑心暗鬼になっていた米国民の印象」を優先させるべきじゃありません。
それと、細かい修正ですが、「イラクが大量破壊兵器を持ったら、米国の武力行使を受けても仕方が無い」という国際社会のコンセンサスはありません。「イラクが大量破壊兵器を持ったら、それを廃棄させる」というのが正しい認識です。さらに「制裁」もしくは「強制査察」という意味での「武力行使」は、安保理の武力行使容認決議さえあれば正当ですが、「政権打倒」「体制変換」という意味での武力行使は、明白な憲章違反であり、もし安保理がそれを容認するような決議を出すのであれば、先に法改正が必要となります。
>「イラクが自由民主主義国家なら、今回のような問題は起きなかった」
>というのはほとんどの人が認めることです。
公民権運動時代の話。黒人の容疑者が捕まり、警察で拷問を受けて自白しましたが、後に冤罪であることが証明されました。しかし、拷問をくわえた白人の警官は「容疑者が白人だったら、こんな問題は起きなかった」と弁解しました。あなたは、この警官の言い分を認めますか? 偏見や先入観、そして印象に流されることなどは「人間なのだから当然ありえる」ことです。しかし、「当然ありえる」ことだからと言って、それが引き起こした誤認や誤解について「偏見を受ける側に非がある」とするのは傲慢です。
>その理屈が正しければ、どんな暴君でも正当化されるでしょう。
現存する政体が常に「正当」だとは言ってません。ただ「国民の決めたもの」だと言ったのです。国民には、その現存する政体を否定する権利がありますし、逆に受け入れる権利もあります。フセイン政権を受け入れていたイラク国民は、あなたが思っている以上に大勢います。そのイラク人が国民として持つ正当な権利を、外国の政府が武力で蹂躙して良いわけはありませんよね。「それなら、フセイン政権を否定するイラク人の権利はどうなる?」とおっしゃるでしょうね。しかし、どんな国にも「反政府勢力」はいます。そして、どんな時代でも政府には「反政府勢力」を弾圧する権利があるのです。なぜなら「統治」とは「反政府勢力の弾圧」と同義だからです。これは民主主義国家でも同じです。政府の「国民統治権」と国民の「抵抗権」は、国家が存在する限り常に内在する「自然権」というものなのです。(ちなみに「自衛権」も「自然権」ですね) そして、この二つの自然権に折り合いをつけるための制度が、一般的に言う「民主主義制度」ということですね。ですから、国民一人ひとりに「抵抗権」はあっても、政権を「打倒する」権利はありません。政権打倒は抵抗の結果でしかあり得ないってことなのです。
>イラク市民の大半は、フセインを圧政の象徴とみていました。
「イラク市民の大半」という表現の根拠は何でしょう? 占領者寄りのメディアが流すニュースやドキュメンタリーですか? それらは「ある事実」を伝えているだけで、統計も分析もありません。反フセイン政権の国民(大勢居るでしょうが)が、フセイン政権の崩壊を喜ぶのは当たり前のことです。そうした事象だけをフレーミングして報道すれば、イラク国民の大半が反フセインだったんだなあ…という「印象」を与えるのもまた、当たり前です。そこで、このレスの最初に戻ってください。「印象だけで物事を判断した結果、過誤があって
>印象を持っていただろうということなんです。
多くの米国民が「イラクは大量破壊兵器を持っているだろう」と思っていたことは確かでしょう。しかし、米国民の中にも冷静に分析していた人は何人も居ます。イラクの査察に関わった人物でも、スコット・リッター氏やデビッド・ケイ氏のように「大量破壊兵器の所持は可能性が低い」と主張していた人がいます。印象だけで物事を決めつけないで、専門家の意見を先入観抜きで、ちゃんと聞く耳さえ持てば、誤認は避けられたのではないでしょうか? 「イラクは信用できない」という先入観によって、脅威を誤認してしまったことに対して真摯な反省がなければ、今後も同じ失敗を繰り返すことになります。
>独裁国家が相手ならそうは(国内の事件のようには)いきません。
>つまり、信用できるかどうかが決め手になります。
結局「悪人を裁くのに証拠はいらない」という暴論に戻っていますね。私は、国際の平和に対する脅威を認定する際、「証拠」が国内の刑事裁判並みに厳密である必要はない…と言いましたが「証拠なんていらない」という主張には、絶対に同意できません。証拠が厳密でないからこそ、国際合意が必要なんですよ。UNMOVICが査察継続を要求し、安保理が武力行使容認決議を出さなかった…という事実より「テロで疑心暗鬼になっていた米国民の印象」を優先させるべきじゃありません。
それと、細かい修正ですが、「イラクが大量破壊兵器を持ったら、米国の武力行使を受けても仕方が無い」という国際社会のコンセンサスはありません。「イラクが大量破壊兵器を持ったら、それを廃棄させる」というのが正しい認識です。さらに「制裁」もしくは「強制査察」という意味での「武力行使」は、安保理の武力行使容認決議さえあれば正当ですが、「政権打倒」「体制変換」という意味での武力行使は、明白な憲章違反であり、もし安保理がそれを容認するような決議を出すのであれば、先に法改正が必要となります。
>「イラクが自由民主主義国家なら、今回のような問題は起きなかった」
>というのはほとんどの人が認めることです。
公民権運動時代の話。黒人の容疑者が捕まり、警察で拷問を受けて自白しましたが、後に冤罪であることが証明されました。しかし、拷問をくわえた白人の警官は「容疑者が白人だったら、こんな問題は起きなかった」と弁解しました。あなたは、この警官の言い分を認めますか? 偏見や先入観、そして印象に流されることなどは「人間なのだから当然ありえる」ことです。しかし、「当然ありえる」ことだからと言って、それが引き起こした誤認や誤解について「偏見を受ける側に非がある」とするのは傲慢です。
>その理屈が正しければ、どんな暴君でも正当化されるでしょう。
現存する政体が常に「正当」だとは言ってません。ただ「国民の決めたもの」だと言ったのです。国民には、その現存する政体を否定する権利がありますし、逆に受け入れる権利もあります。フセイン政権を受け入れていたイラク国民は、あなたが思っている以上に大勢います。そのイラク人が国民として持つ正当な権利を、外国の政府が武力で蹂躙して良いわけはありませんよね。「それなら、フセイン政権を否定するイラク人の権利はどうなる?」とおっしゃるでしょうね。しかし、どんな国にも「反政府勢力」はいます。そして、どんな時代でも政府には「反政府勢力」を弾圧する権利があるのです。なぜなら「統治」とは「反政府勢力の弾圧」と同義だからです。これは民主主義国家でも同じです。政府の「国民統治権」と国民の「抵抗権」は、国家が存在する限り常に内在する「自然権」というものなのです。(ちなみに「自衛権」も「自然権」ですね) そして、この二つの自然権に折り合いをつけるための制度が、一般的に言う「民主主義制度」ということですね。ですから、国民一人ひとりに「抵抗権」はあっても、政権を「打倒する」権利はありません。政権打倒は抵抗の結果でしかあり得ないってことなのです。
>イラク市民の大半は、フセインを圧政の象徴とみていました。
「イラク市民の大半」という表現の根拠は何でしょう? 占領者寄りのメディアが流すニュースやドキュメンタリーですか? それらは「ある事実」を伝えているだけで、統計も分析もありません。反フセイン政権の国民(大勢居るでしょうが)が、フセイン政権の崩壊を喜ぶのは当たり前のことです。そうした事象だけをフレーミングして報道すれば、イラク国民の大半が反フセインだったんだなあ…という「印象」を与えるのもまた、当たり前です。そこで、このレスの最初に戻ってください。「印象だけで物事を判断した結果、過誤があって
これは メッセージ 68035 (theme_from_papillon さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/68053.html