対イラク武力行使

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パピヨンの視点 4

投稿者: theme_from_papillon 投稿日時: 2005/01/20 23:06 投稿番号: [62442 / 118550]
私が、現在の世界情勢に自然の深遠な神秘を感じるのは、世界に自由と民主主義が浸透していく
過程が科学技術の発達と歩調を合わせていることである。

やがて、どのような国家であろうと、生物・化学・核兵器を創れる時代が到来する。
国家間の抑止力が働いている限り、核戦争の可能性は低いが、独裁国家とテロ組織が
結びついたらそうはいかない。生物兵器や携帯型核爆弾などを使用して正体を明かすことなく
攻撃できるからだ。

従って、科学技術が自由民主主義の浸透に先んじて発達すれば人類社会は成り立たない。

米国は、9.11テロの被害とイラクの疑わしさに相応の対応をしているように思えるが、
ひとたび、核爆弾などによるテロが米国で実行され、百万の生命が失われたならば、
疑わしい独裁者はその政権を放棄しない限り、問答無用で周辺の市民諸共消し去られる
運命を辿ることになる。


対イラク武力行使に至る背景に関する一般的な解釈は以下のようなものだろう。

2005年1月19日   読売新聞1面から抜粋     東京大学教授    田中 明彦
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このような「複雑性の世界」に短期的に単純化をもたらしたものが、9.11事件であった。
アメリカという超大国への衝撃的な攻撃を目にして、世界は一挙に「対テロ戦争」という
世界戦争に入った。アメリカの能力を過信したネオコン(新保守主義)の人々は、
サダム・フセイン政権を軍事的に打倒して中東に安定と民主化をもたらし、アメリカの覇権の
もとにある世界を打ちたてようとした。
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確かに、ネオコンの働きかけも推力の足しにはなっただろう。

だが、主役を演じたのはそのようなものではない。
それは被害を直接受けないで客観的に判断する姿勢が招く誤解である。

私はよく市場で買い物をするが、そこは洒落たお菓子やおいしそうな果物などの
生鮮食料品が並んでいる広くてきれいな賑やかな市場だ。
ここの店員さんたちにも愛着を持っている。

ある日、そこを歩いているとき、もしここでテロが起きて血みどろの修羅場と化したら
どんなだろうと想像してみた。
爆発的な怒りが込み上げてくることを抑えられない心情がよくわかる。
テロを擁護するような組織や、将来、テロを起こす危険のある組織を問答無用で叩き潰したい
怒りである。9.11テロ直後、大統領専用機エアフォースワンの中でブッシュ大統領の胸に去来した
ものはこのようなものであったに違いない。テロ直後の彼の演説に固い決意が感じられる。
彼の、隣人を愛する心から出た爆発的な怒りと揺るぎない決心が米国民の心を動かしたのだ。

このような米国世論の渦中に、各国首脳が哀悼の意を表明したが、
フセインは、あろうことか、この大惨事を祝福したのである。
このとき、彼の運命は決まったようなもの。
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