対イラク武力行使

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魚屋のおっちゃん:シスタニ師(1)

投稿者: pikaichi_kink_1000000 投稿日時: 2004/10/25 21:14 投稿番号: [56500 / 118550]
おっちゃん!お疲れ!!
またなかなか興味深い包丁さばきを見せたね。

おっちゃんのさばきが合っているのかどうか。
シスタニは公の場に出てくる人ではなく彼についての情報は不足している。
なので実は判断しかねるんだけど、シスタニって人の人物像に興味があったから、
それについての直感的な見方が知りたかったんだよね。

僕から追記で情報を以下に出します!
それとおっちゃんの包丁さばきを照合しながら考えてみますね

まず、基本的なところのおさらい。
旧フセイン政権時代、支配的立場にあったスンニ派と抑圧の対象とされていたシーア派の違いについて。

やや乱暴に要約すると、スンニ派は
抗争を回避し、イスラム社会の一体性を保つためなら、支配者に服従し、暴君をも受け入れるという教理を持っている。

一方、シーア派はイスラム教の指導者であるイマーム以外は、地球上のいかなる権威も認めないという立場です。
イラクの人口の約6割がこのシーア派に属しているといわれているのは、先にも述べた通りです。

シスタニは、サドル家やハキーム家など、イラク出自の他の名家とは異なり、イラン生まれですが、シーア派最高権威の立場にあり、
シーア派の人たちに対し大きな影響力を持っていることは間違いないです。

では、シーア派の指導者はどのようにして選ばれるのか?

イスラム教の指導的説教者の立場の者からアヤトラに至る上層部の人たちの合意で選ばれます。
また、イスラム法学の研鑽を積んで学問的業績を残し、多くの信奉者を率いている指導者には称号が与えられます。
最高位のシーア派指導者にはマジャルタクリードという称号が与えられますが、シスタニはまさにこの称号の持ち主です。

ちなみにマジャルタクリードの立場は何なのかですが…。

日常生活の問題の中で、イスラム法を解釈しながら、人々を指導するという権威的立場であるということです。
比較的に熱心な信徒ではないシーア派の人たちも含む、すべての信徒はマジャルタクリードの指導下に置かれます。
そして、マジャルタクリードの指導は、極めてプライベートな問題にも踏み込むものでもあるようです。

たとえば…、

・イスラム教徒は香水をつけてもよいのか?(「よい」とシスタニは言う)
・宝くじを売ってもよいのか?(「だめ。賭け事に加担する」とシスタニは言う)
――などなど。

シーア派社会は、複数のマジャルタクリードに支配されていますが、その中でもっとも影響力があるのがシスタニであるようです。

では、マジャルタクリードは、神の名においてイスラム法を解釈しているのかどうかが次に問題になるわけですが…

マジャルタクリードは、イジュティハードでイスラム法を解釈しています。イジュティハードとは「独自の判断」ということです。
最高位の聖職者のみが、イジュティハードを許されています。
マジャルタクリードの解釈は、彼らの最善を尽くした判断であって、ときには間違うこともあると理解されております。
が、シーア派は伝統的に、マジャルタクリードが解釈に最善の努力を惜しまない限り、
アラーはどんな間違いも許すだろうと考えているようです。

マジャルタクリードの地位は、ローマ。キリスト教の教皇の地位にも似ていると言われております。
マジャルタクリードは国境を超えた徳と宗教的権威を有しているからです。

シスタニを批判する人たちは、彼がイラン出自であることをしばし引き合いに出し
「イランに忠誠を誓う人物」などと言いますが、はっきり言って的外れな批判ですね。

シスタニのイスラム法の解釈や現在のイラクの国家再建の過程における彼の立ち振る舞い方を鑑みると、
彼がイランの聖職者たちと関係を持っているとは到底考えにくいからなんです。

むしろムクタダ・サドル君のように、自分の利権のために名家の立場を利用し、
政教分離なんてことは一切考えもしない青二才の他のシーア派の指導者たちの方が、
イランの聖職者たちと積極的な関係を維持しています。
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