対イラク武力行使

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日本で報道されてるムーアの「無理」

投稿者: spica_022 投稿日時: 2004/08/01 10:15 投稿番号: [48303 / 118550]
華氏911については、aobaさんはじめみなさまがお書きになっていたとおり、映画の内容そのものより「米国での社会現象」として取り上げられてるんですが、在米のみなさまが知りたいのはこういうことでしょうから、こういうネタで。

「華氏911」については「嘘」というより、「関連のないできごとを無理に関連付ける」「無理に論理を飛躍させる」といった「主張の無理」が、米国公開当初から、日本でもちゃんと指摘されています。

  NEOちゃんの「まとめ」につけたす形で書かせていただきますね。

  無理1:
 
  BDMコネクション

  BDMはアメリカの軍事コンサルタント会社。
  サウジ政府が90年代、慟哭の軍隊と警備隊を訓練した見返りとして、11億8000万ドルという巨額な報酬をBDMに与えた。
  このBDMという会社が、当時、カーライルグループの傘下にあり、パパ・ブッシュと関係があったとムーアは指摘(みなさんご存知のとおりパパブッシュはカーライルの顧問)。
  でも実際は、パパブッシュが大統領になる5ヶ月前にカーライルはBDMを売却している。

無理2:
 
  カーライルグループ

  カーライルグループ=ブッシュ株式会社」だとは言い切れない。
  同社は他の有力企業と同様、民主党にもコネがある。
  ムーアは、ブッシュ政権がカーライルフグループに利益を図ったという証拠を映画のなかで呈示していない。

無理3:
 
  アフガニスタンのパイプライン建設

  ユノカルがパイプライン建設に積極的だったのは事実だが、それはクリントン政権時代のこと。タリバンが先鋭化した98年までには契約交渉は打ち切っていた。映画では、2001年ににタリバン幹部が米国国務省を訪問したことが取り上げられているが、このときパイプライン建設について話し合ったという証拠はない。

無理4:

  911テロ直後、在米サウジ人を国外脱出させた件。

  飛行許可を出したのはムーアの指摘どおり、「ホワイトハウス」だが、ホワイトハウスの誰がゴーサインを出したのかを映画では触れていない。
  ゴーサインを出したのは、FBIであり、ブッシュでもなければチェイニーでもない。


  てなとこで、安心していただけましたでしょうか、テトさん&カカシさん?

  まー、それでも、華氏911は見に行く価値があるとわたしは思うなー。
  だって「911独立調査委員会」のページを見るのって、大変なのよ、英語苦手なんで。たとえ日本語訳があったって、読んで楽しいとはおもえない。
  とりあえず笑えそうなだけでも、「華氏911」のほうがいいわ。

  マイケル・ムーアについては、米国だけでなく、ヨーロッパはじめとする諸外国でも「社会現象」になっているところがおもしろい。中国でも公開される可能性があると、ロイター電が伝えてたけど、どうなったんだろう?   もし公開されたら、中国で初めて公開される米国映画になるらしい。なんかちょっと、こわいね。
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