対イラク武力行使

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予防医療の難しさ(文化と風習の壁)

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/06/04 00:32 投稿番号: [41985 / 118550]
moriyaさん

広義の予防という観点から「避妊知識の普及」の実例からご紹介します。
(以下の内容はイスラムですので女房の報告書からです)

この村には16歳で結婚して以来、12年間妊娠し続けた女性が居ます。
彼女の家庭の平均年間収入は約3.2万円、夫の両親とも同居しています。
(この村落行政区にある家庭の平均子供数は全国平均を若干上回る約4.8人、
州全体の平均年収は全国の最下位から2番目で約3.5万円、最貧州のひとつです)

当初、その状況を見た僕らには悲壮を通り越して壮絶感さえ感じられました。
そこから女房は女性達に家族計画、身体、健康知識を理解して貰いながら
低容量ピルの使用を薦める勉強会を定期的に開くことにしました。
(政府補助で低容量ピルの配布は無料で受けられます)

ところが、初回の勉強会で肝心の女性達から
「妊娠の心配がなくなったら、返って夫の見境がなくなって大変になる」
と反応が出たそうです(僕の女房は相当落ち込んでました)
(約4年掛けて、現在では約8割の女性がピルを使用するようになりました)

こうした反応はイスラム教と元々ある部族文化が一緒になって形成された
考えと実情から出たものなので今考えると当然だったとも言えます。

つまり、
結婚した女性は男性につき従う(強者への服従ですね)のが当然と考えられる為に
男性側は女性の都合や具合、心情等を基本的に全く考慮しないからなんですね。

そうなると、女性側の問題ばかりではなく男性側の意識変更も当然必要になる訳ですが
誇り高い=意固地なほど頑固な考えの人達に「人間の尊厳、人権、お互いの意志の尊重等」
といったそれこそ西欧型価値観を理解してもらわなくてはならない訳です。
なぜなら、彼らの意識では「家庭=社会」を守る役割としての「男性=”長’という意識」
がある訳ですから、間違った方法を使うと
「外部の人間から家庭内(社会)のことに対して指示を受ける必要も無いし、大きなお世話だ」
ということにもなり兼ねない訳です。

で、そうした考えの人達に正面切って「その考えは間違っている」とやってしまうと
相手の面子を潰してしまうことにもなるので、方法は大変難しくなるんですね。
(問題点をストレートに指摘する方法も同様の結果を招く場合があります)

こうした不必要な反発を招かないようにするには、低容量ピルを使用する利点を
具体的に提示しながら、家庭の管理者としての自尊心を満足させられる方法も
提案するというやり方をする訳です。
例えば、奥さんの身体的健康管理義務と責任は夫である貴方にあるでしょ、といった
方法ですね(苦笑)
相手の収入を正面から聞くのは無作法なことではないので、その収入をベースにした
家庭の経済学的な説明を図解を使ってする、といった方法も採用しました。
(そうした結果が、4年掛けて8割迄来た背景でもあります)

ただ、どういう訳か「それは、それ、これは、これ」という思考形体の為に
違う疾病予防の理解には、基礎概念は同じなんですが、最初から
説明し直さないと理解を得るのが難しい。。。

それが、文化と戦っていると書いた理由です。

具体的な疾病治療でも(イラクのニュース映像でも見られるように)男性医師が
例え子供での女性の身体に直接触れる(衣服を脱がすこと自体)とんでもない
大騒ぎになりまるといったことも無視出来ないものです。
(注射することが大変なんですから、何せ)

取敢えず
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