対イラク武力行使

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>英文解釈

投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/04/29 14:58 投稿番号: [38121 / 118550]
  asを揺るがせにしてはいけない、ということを私は書いたのです。

  言葉に関わる仕事をしたことのない方々は、とかく一語を軽視したがる。

  だがそれは言葉のおそろしさ、言葉のもつ力をご存じないからです。

  asを無視するとしないとでは、訳文の意味が違ってきます。
  私は元投稿で「微妙に違う」と書いたが、コンテクストによっては大差を招じるおそれもあります。

  あの英文で言えば、米軍が攻撃を始めると<同時に>ファルージャが猛烈な戦闘区域になった、ということを記者は書いているわけです。
  あそこでasを使用せずにwhenを使用すれば、米軍が攻撃を始めると<同時に>という語感が薄れ、米軍の攻撃開始とファルージャの戦闘区域突入との因果関係が薄くなります。

  要するにasを使用することによって、記者は、米軍の攻撃開始とファルージャの激戦地区化との因果関係を強調しているわけです。

  もちろんそれは、記者が米軍を批判しているということと同義ではありません。
  記者個人が米軍を批判するしないにかかわらず、記者は自分の目で見た事実をできるかぎり客観的に書こうとしているだけでしょう。

  文章を読むというのは、最低でも上記のことがすぐに読みとれるということです。単に表面上の意味をわかる、ということではありません。
  単に表面上の意味を知る程度のことなら、英文で言えば、学力のないそこらへんの高校生でもやっているでしょう。
 
  多くの人は、だれでも言葉をあやつることができるという事実から、とかく言葉を軽視し、言葉などだれにでも理解できるし、文章の意味などだれにでもわかる、と思いこみがちです。

  英語もいちおうたいていの人は中学高校で習うから、たいていの素人さんは、英文を訳するときに、一語を軽視してもかまわないと思っています。

  だがプロは一語を軽視することのおそろしさを知っています。

  プロ翻訳家の訳文で、大胆だとおもわれる訳文、原文の単語を省略しているようにみえる訳文をしばしばよく見かけます。
  しかしそういう場合訳者は、一語を軽視して省略しているのではなく、一語をもおろそかにせずに文章の意味を、コンテクストや作品全体を前提として考えぬいたうえで、検討し、熟慮のすえに、一見大胆な訳文をつくっているのです。

  けっして言葉を馬鹿にしてはいけません。
  ひとつの単語であろうともおろそかにすることは厳禁です。
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