人間チョムスキーは好きだよ
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/03/18 11:56 投稿番号: [34279 / 118550]
>「健全なアメリカ批判」というのはどういう批判だ?
>強盗殺人も時には正しいという立場か?
単に、アメリカに非があることについては批判するけれど、森羅万象の悪をすべてアメリカのせいだと糾弾するようなマヌケにはならないように注意する、ってことよ。
事件や問題が起きる度に「これは誰が悪い? 何のせいでこうなった?」と真剣に考えて、「こいつが主犯。共犯はこいつ。傍観していたのはあいつ」といちいち考えるようにしないとね。
アメリカが「強盗殺人に直接関わった場合」には非難すればいいけど、「強盗犯人と知り合いだった」とか「強盗殺人があったときに街にいた」というだけで主犯扱いするのは行き過ぎでしょ?
チョムスキーは「アメリカこそが地上天上全ての悪の根源」という結論を先に持っていて、それにうまくあてはまるような情報を探して来て、はめ込んでいるだけなのよ。
だから、彼が紹介する情報は、最初っから色がついているし、真偽が疑わしいことすらある。
で、彼の持論の1つである「西側の大メディアに騙されるな!」というのは、ごもっともな意見なんだけど、msg34235で silverlining430 さんが危惧しているような「他のヤツの言うことには耳を貸すな! 俺の言うことだけが真実だ!」という滅茶苦茶な考えを内包しているわけね。
>>生物学におけるダーウィンみたいなもんだと言える。
>>でも、だからといって他の分野でも凄いとは限らないよね。
>そういう断定はどうしてできるの?
チョムスキーの政治的発言を支えているのはきわめてアナーキーなビジョンで、「あらゆる権威にNO!」という反骨精神。だから彼が日本に生まれていたら反天皇制主義者になっていただろうし、北朝鮮に生まれていたら反金親子運動やっていただろうし、旧ソ連に生まれていたら反体制派になっていただろうし、サダム時代のイラクに生まれていたら民主主義者になっていただろう。
個人的に「人間チョムスキー」は好きだよ。10代の少年が持つような「あらゆる権威への嫌悪感と不服従」という姿勢を、あの歳になっても持ち続けているってのは、かなりパンクでロックだからね。
もともと彼が生成文法を唱えだしたときは、言語学の権威たちはそれを拒否した。それがチョムスキーの反骨精神に火をつけて、チョムスキーの言語学界での戦いが始まって、彼は目出たく勝利した。
で、ちょっと皮肉なのは、今や言語学の世界ではチョムスキー自身が権威になっちゃっているわけ。これまで軽蔑し続けて来た権威に自分がなってしまったという居心地の悪さから、専門外である政治的発言に拍車がかかってるんじゃないかな?
ま、貴殿が
>だいたいチョムスキーが絶対間違わないなど思っているチョムスキー信者がいるのかどうか?
>チョムスキーは私に取っての情報屋。その情報を処理して知識にするのは私なのである。
と割り切って、チョムスキー情報への批判的な目を忘れないのなら
大変結構なことだと思います。
>強盗殺人も時には正しいという立場か?
単に、アメリカに非があることについては批判するけれど、森羅万象の悪をすべてアメリカのせいだと糾弾するようなマヌケにはならないように注意する、ってことよ。
事件や問題が起きる度に「これは誰が悪い? 何のせいでこうなった?」と真剣に考えて、「こいつが主犯。共犯はこいつ。傍観していたのはあいつ」といちいち考えるようにしないとね。
アメリカが「強盗殺人に直接関わった場合」には非難すればいいけど、「強盗犯人と知り合いだった」とか「強盗殺人があったときに街にいた」というだけで主犯扱いするのは行き過ぎでしょ?
チョムスキーは「アメリカこそが地上天上全ての悪の根源」という結論を先に持っていて、それにうまくあてはまるような情報を探して来て、はめ込んでいるだけなのよ。
だから、彼が紹介する情報は、最初っから色がついているし、真偽が疑わしいことすらある。
で、彼の持論の1つである「西側の大メディアに騙されるな!」というのは、ごもっともな意見なんだけど、msg34235で silverlining430 さんが危惧しているような「他のヤツの言うことには耳を貸すな! 俺の言うことだけが真実だ!」という滅茶苦茶な考えを内包しているわけね。
>>生物学におけるダーウィンみたいなもんだと言える。
>>でも、だからといって他の分野でも凄いとは限らないよね。
>そういう断定はどうしてできるの?
チョムスキーの政治的発言を支えているのはきわめてアナーキーなビジョンで、「あらゆる権威にNO!」という反骨精神。だから彼が日本に生まれていたら反天皇制主義者になっていただろうし、北朝鮮に生まれていたら反金親子運動やっていただろうし、旧ソ連に生まれていたら反体制派になっていただろうし、サダム時代のイラクに生まれていたら民主主義者になっていただろう。
個人的に「人間チョムスキー」は好きだよ。10代の少年が持つような「あらゆる権威への嫌悪感と不服従」という姿勢を、あの歳になっても持ち続けているってのは、かなりパンクでロックだからね。
もともと彼が生成文法を唱えだしたときは、言語学の権威たちはそれを拒否した。それがチョムスキーの反骨精神に火をつけて、チョムスキーの言語学界での戦いが始まって、彼は目出たく勝利した。
で、ちょっと皮肉なのは、今や言語学の世界ではチョムスキー自身が権威になっちゃっているわけ。これまで軽蔑し続けて来た権威に自分がなってしまったという居心地の悪さから、専門外である政治的発言に拍車がかかってるんじゃないかな?
ま、貴殿が
>だいたいチョムスキーが絶対間違わないなど思っているチョムスキー信者がいるのかどうか?
>チョムスキーは私に取っての情報屋。その情報を処理して知識にするのは私なのである。
と割り切って、チョムスキー情報への批判的な目を忘れないのなら
大変結構なことだと思います。
これは メッセージ 34275 (syoumenkyousi さん)への返信です.
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