>>>イラクの女性問題
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/03/15 20:16 投稿番号: [34079 / 118550]
moriyaさん。ありがとうございます。
帰ってきてからが結構激務でした。自衛隊のイラク派遣が国会で承認されてからだんだんと落ち着いてきてはいますが。それ以降、しばらくは、北朝鮮問題がホットな話題でしたが、これも第2回6カ国協議終了後には徐々にトーンダウンし、今は各国の選挙ラッシュと中国・台湾問題が注目されているのかなぁ。秋の空のように移ろいやすいマスコミの世界です。
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イスラム、特に、戦後のイラク内の変化を知りたいですね。女性解放問題は、これから、何が産業の主体になっていくかによっても左右されると思う。産業形態と女性問題は、緊密に関係があると思う。婚姻制度などには、はっきりと出てくる問題ですね。
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女性の権利については、具体的な話がまだ出てきていませんね。暫定憲法で、「男女平等がいいでしょう」って大枠を決めただけです。ただ、直接選挙で選ばれたイラク人議員により構成される「国民議会」の少なくとも25%は女性議員とする、という規定はあって、政治分野における女性の発言権を確保すべきとの配慮はなされていますね。女性の権利をめぐる具体的なことは、イラク人政権ができてから、国民議会が話し合って決めるのでしょう。確かに、この問題はイラク人が決めるべきものです。だから、今の時点では、女性の権利はこうある「べきだ」的な規定をおかず、暫定憲法では、あえて曖昧にしてあるとも推察されます。懸命な判断だと思います。
女性の社会進出先となるイラク産業についてですが、これは女性に限らず、男性にとっても難しい話ですね。フセイン政権の時のイラクは、実質的に社会主義国みたいなものでした。ですから、イラク人の6割以上の人が公務員として働かされていたんですよね。
イラク人の労働意識としては、「与えられたものは一生懸命こなすよ」って感じなんですよ。
そこに今は、市場経済体制を持ち込もうとしている。今度は「与えられたものをこなす」のではなく、「自分で労働分野を開拓する必要性」が出てくるんです。だから、イラクでの雇用創出支援って、結構難しいんですよ。「棚から牡丹餅」的な経済活動ではなく、男女ともに自立した労働意識が求められるような体制に向けた復興支援は進められているため、イラク人の意識改革までセットで、経済復興支援を進めなくてはいけないんですよね。
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だが、こうした風習や制度が生まれたのは、女性側の要請が強いような気がしますね。
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この点については、むしろ風習や制度を改変しようという動きの方が、イスラム女性の中にも見られ始めるようになったと思います。イランの女性人権家がノーベル平和賞を取ったのがよい例です。
イラクのバグダッド周辺は、フセイン政権時代、女性の社会進出がかなり進んでいたため、女性人権活動家みたいな人もいます。こうした動きと、シーア派の居住区であり、イスラムの風習を根強く残しているイラク南部とを、いかにして折り合いをつけていくのかということが課題になるのでしょうね。
帰ってきてからが結構激務でした。自衛隊のイラク派遣が国会で承認されてからだんだんと落ち着いてきてはいますが。それ以降、しばらくは、北朝鮮問題がホットな話題でしたが、これも第2回6カ国協議終了後には徐々にトーンダウンし、今は各国の選挙ラッシュと中国・台湾問題が注目されているのかなぁ。秋の空のように移ろいやすいマスコミの世界です。
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イスラム、特に、戦後のイラク内の変化を知りたいですね。女性解放問題は、これから、何が産業の主体になっていくかによっても左右されると思う。産業形態と女性問題は、緊密に関係があると思う。婚姻制度などには、はっきりと出てくる問題ですね。
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女性の権利については、具体的な話がまだ出てきていませんね。暫定憲法で、「男女平等がいいでしょう」って大枠を決めただけです。ただ、直接選挙で選ばれたイラク人議員により構成される「国民議会」の少なくとも25%は女性議員とする、という規定はあって、政治分野における女性の発言権を確保すべきとの配慮はなされていますね。女性の権利をめぐる具体的なことは、イラク人政権ができてから、国民議会が話し合って決めるのでしょう。確かに、この問題はイラク人が決めるべきものです。だから、今の時点では、女性の権利はこうある「べきだ」的な規定をおかず、暫定憲法では、あえて曖昧にしてあるとも推察されます。懸命な判断だと思います。
女性の社会進出先となるイラク産業についてですが、これは女性に限らず、男性にとっても難しい話ですね。フセイン政権の時のイラクは、実質的に社会主義国みたいなものでした。ですから、イラク人の6割以上の人が公務員として働かされていたんですよね。
イラク人の労働意識としては、「与えられたものは一生懸命こなすよ」って感じなんですよ。
そこに今は、市場経済体制を持ち込もうとしている。今度は「与えられたものをこなす」のではなく、「自分で労働分野を開拓する必要性」が出てくるんです。だから、イラクでの雇用創出支援って、結構難しいんですよ。「棚から牡丹餅」的な経済活動ではなく、男女ともに自立した労働意識が求められるような体制に向けた復興支援は進められているため、イラク人の意識改革までセットで、経済復興支援を進めなくてはいけないんですよね。
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だが、こうした風習や制度が生まれたのは、女性側の要請が強いような気がしますね。
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この点については、むしろ風習や制度を改変しようという動きの方が、イスラム女性の中にも見られ始めるようになったと思います。イランの女性人権家がノーベル平和賞を取ったのがよい例です。
イラクのバグダッド周辺は、フセイン政権時代、女性の社会進出がかなり進んでいたため、女性人権活動家みたいな人もいます。こうした動きと、シーア派の居住区であり、イスラムの風習を根強く残しているイラク南部とを、いかにして折り合いをつけていくのかということが課題になるのでしょうね。
これは メッセージ 34076 (moriya99 さん)への返信です.
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