反グローバリズムの貧困-2
投稿者: iraq_monndai 投稿日時: 2003/04/11 20:19 投稿番号: [24141 / 118550]
反グローバリズムの貧困-2
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/ikeda/021022/02.html
こうした流れに対する反発からか、日本では「反グローバリ ズム」が流行している。特に米国政府の対外政策を激しく批 判する言語学者ノーム・チョムスキーの本がベスト・セラーに なり、大江健三郎氏は彼を「米国の良心」などと称えている。 しかしチョムスキーの政治的発言は、本国では無視されてい る。市場経済は悪で、社会主義政権は正義の味方だという 思い込みによって、彼は一貫して自由貿易に反対し、カンボ ジアのポル・ポト政権の大虐殺を擁護してきたからである。
また昨年ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッ ツの新著は、『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』と いう邦題で訳されたが、これはほとんど偽書である。原題 は"Globalization and Its Discontents"(グローバル化とその 不満分子)で、スティグリッツが批判したのはグローバリズム (こんな言葉は原著に1度も出てこない)ではなく、各国の事 情を無視して強引に資本自由化を進めたIMF(国際通貨基 金)の政策である。
スティグリッツは今年4月、経済産業研究所で講演し、日本 が経済を開放してアジアの経済統合に積極的な役割を果た し、グローバリゼーションを進めるよう求めた。日本の GDP(国内総生産)に占める輸入の比率は8%、対内直接投 資はわずか0.6%である。「グローバリズムの暴走」どころ か、日本はOECD(経済協力開発機構)諸国の中でもっとも 閉鎖的な国の一つである。
先進国が途上国を搾取していると主張してWTO(世界貿易 機関)の総会に投石するデモ隊は、敵を取り違えている。貿 易が縮小したら、困るのは食糧輸出に依存している途上国 であり、彼らを苦しめているのは自由貿易ではなく、欧米の 先進国が農産物に輸出補助金を出す保護貿易なのだ。米 国は向こう6年間で500億ドルも農業補助金を増やす一 方、WTOで関税の一律引き下げなどによる「農業保護の削 減」を提案して反発を買い、交渉は暗礁に乗り上げたままで ある。
グローバリゼーションによって先進国と途上国の貧富の格差 が広がっている、というのも嘘である。最近の実証研究によ れば、所得が1日2ドル以下の極貧層は、1970年には世界の 人口の44%を占めていたが、1998年には18%へと劇的に 減った。その最大の原因は、中国が「世界の工場」として急 成長し、豊かになったためだ。反グローバル派の主張とは逆 に、貿易と資本の自由化は世界から貧困を追放しているの である。
2/3
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/ikeda/021022/02.html
こうした流れに対する反発からか、日本では「反グローバリ ズム」が流行している。特に米国政府の対外政策を激しく批 判する言語学者ノーム・チョムスキーの本がベスト・セラーに なり、大江健三郎氏は彼を「米国の良心」などと称えている。 しかしチョムスキーの政治的発言は、本国では無視されてい る。市場経済は悪で、社会主義政権は正義の味方だという 思い込みによって、彼は一貫して自由貿易に反対し、カンボ ジアのポル・ポト政権の大虐殺を擁護してきたからである。
また昨年ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッ ツの新著は、『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』と いう邦題で訳されたが、これはほとんど偽書である。原題 は"Globalization and Its Discontents"(グローバル化とその 不満分子)で、スティグリッツが批判したのはグローバリズム (こんな言葉は原著に1度も出てこない)ではなく、各国の事 情を無視して強引に資本自由化を進めたIMF(国際通貨基 金)の政策である。
スティグリッツは今年4月、経済産業研究所で講演し、日本 が経済を開放してアジアの経済統合に積極的な役割を果た し、グローバリゼーションを進めるよう求めた。日本の GDP(国内総生産)に占める輸入の比率は8%、対内直接投 資はわずか0.6%である。「グローバリズムの暴走」どころ か、日本はOECD(経済協力開発機構)諸国の中でもっとも 閉鎖的な国の一つである。
先進国が途上国を搾取していると主張してWTO(世界貿易 機関)の総会に投石するデモ隊は、敵を取り違えている。貿 易が縮小したら、困るのは食糧輸出に依存している途上国 であり、彼らを苦しめているのは自由貿易ではなく、欧米の 先進国が農産物に輸出補助金を出す保護貿易なのだ。米 国は向こう6年間で500億ドルも農業補助金を増やす一 方、WTOで関税の一律引き下げなどによる「農業保護の削 減」を提案して反発を買い、交渉は暗礁に乗り上げたままで ある。
グローバリゼーションによって先進国と途上国の貧富の格差 が広がっている、というのも嘘である。最近の実証研究によ れば、所得が1日2ドル以下の極貧層は、1970年には世界の 人口の44%を占めていたが、1998年には18%へと劇的に 減った。その最大の原因は、中国が「世界の工場」として急 成長し、豊かになったためだ。反グローバル派の主張とは逆 に、貿易と資本の自由化は世界から貧困を追放しているの である。
2/3
これは メッセージ 24140 (iraq_monndai さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/24141.html