対イラク武力行使

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イラク情勢 ①

投稿者: imonoyama3 投稿日時: 2008/06/28 23:02 投稿番号: [112896 / 118550]
US media spins Sadr City "success" (VIDEO 2:26)
http://therealnews.com/t/index.php?option=com_content&task=view&id=31&Itemid=74&jumival=1541

ぺぺ氏は「イラク軍とはバドル旅団のことだ」と喝破している。
イラク軍対マハディ軍なのではなく、SCII対サドル派、
つまり、ハキム家対サドル家の戦いであり、
マリキ首相は両家の戦いにおいてハキム家を支援しているのだと。

確かに「イラク軍対マハディ軍の戦い」と報道されているのだが、
そこにはいくつもの要素が混在している。
・ハキム家対サドル家
・占領容認派対占領反対派
・連邦制支持派対連邦制反対派

これがイラクに内在する内部要因であり、
そこに、アメリカとイラン等という国外要因が更に加わる。

アメリカの占領政策の完全なる破綻と、
更にはアメリカ一超帝国の終焉という国際情勢において

それぞれの各実体が、そういう現状において
それぞれの利害をいかに貫徹するのか、
そういう有象無象がひしめき合っている。

ハキム家対サドル家というのはシーア派内部における主導権争いだ。
権力闘争だ。

アラブ・スンニ派内部も割れている。
1.「イラク・イスラム国」を名乗るアルカイダ系
2.地元武装勢力
3.覚醒評議会

1.は、とるに足りないものだ。
初めからそうだったと言ってしまえば、そうなのだが。
「アルカイダ掃討」を口実に、イラクのアラブ・スンニ派社会は
壊滅的な打撃を受けた。
アラブ・スンニ派全体としては、実質的に『敗北』したことを認めた上で、
今後=米軍の段階的撤退を見据えた上で、
まずはアラブ・スンニ派社会全体の建て直しを優先させていると思われる。
2.と3.は対立しているのだが、2.と3.の間で殆ど戦闘は起きていない。

確かに現状で、2.と3.が戦うことはアラブ・スンニ派にとって愚かだ。

確かにSCIIやクルドは『上手く』立ち回っていると思う。
『名より実をとっている』と思う。

理想を掲げるのは結構だが、リアル・ポリティックスの中で、
いかに実益を上げるか、よく理解している。
それは、彼らが長い間辛酸を舐めてきたことに基づいていると思う。
クルドは実に長きにわたって辛酸を舐めてきた。
だから「独立」などという「名」を掲げない。
「実」をとって、イラクで唯一「繁栄」を謳歌してきた。
「大人」なのだ。
それに比べて、サドル派や、スンニ派レジスタンスは「子供」だった。
理想を掲げるのは結構だが、それをいかに実現するのか、
その戦略・戦術、その前提となる国内外情勢分析、
それが深いものであったとは思えない。

しかし遅ればせながら、アラブ・スンニ派も学んだのだ。
例えば「覚醒評議会」などは、数年前なら
「アメリカの傀儡」「裏切り者」として即処刑されていたような
性質を持っている。
しかし、「覚醒評議会」によって、アラブ・スンニ派は
今、現在、一息つけているのは、厳然たる事実だと思う。
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