対イラク武力行使

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米保守主義について3

投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2007/03/15 07:22 投稿番号: [103528 / 118550]
「ネオコンは、もともとユダヤ人の若者たちが作ったグループでした。戦前、大学生であった彼らはトロッキストとしてスターリンニストと学園闘争を行なっていました。彼らは反共主義者と言われていますが、それは反スターリン主義という意味です。トロッツキは世界革命や永続革命を唱え、一国社会主義を主張したスターリンと対立し、最後は亡命先のメキシコで暗殺されます。ネオコンが、イラク戦争などでアメリカ民主主義の世界への普及を唱えるのも、そうした思想の流れがあるからです。一部の論者は、ネオコンはトロッキストであると主張しています。戦後、彼らは民主党に参画しますが、反共的傾向は変わらず、“冷戦リベラル”と呼ばれます。さらに重要な要素が加わります。1つはソビエトにおけるユダヤ人虐待問題であり、もう1つは中東戦争です。そこで彼らの反ソビエト主義はさらに強化され、またアメリカ生まれのユダヤ人たちはイスラエルに対する特別な思いを新たにしたのです」

「彼らが民主党から決定的に決別するのは、カーター政権の中東政策に不満を抱いたからです。多くのネオコンは、民主党と袂を分かち共和党に鞍替えしていきます。彼らの多くはレーガン政権に参画し、主に外交政策の分野で活躍しました。レーガン大統領の強硬な反ソ政策(ソ連は悪の帝国である、という主張)は、ネオコンの影響を受けたものです。しかし、社会政策では、彼らは必ずしも保守的ではありません。例えば、同性愛などに関しても、伝統主義者と比べれば、はるかに容認的です。ネオコンの中には、自分が同性愛者であるとカミングアウトしている人もいます。ネオコンはインテリ集団であって、彼らは大衆運動の基盤は持っていません。大衆運動を担ったのは共和党の草の根集団であり、保守的なキリスト教組織です」

「社会政策に関していえば、ネオコンは社会科学的な手法を用いて、社会政策の効果を分析しています。そのなかで福祉政策は予想された効果とは逆の効果をもたらしていると分析します。低所得者支援や低所得者の住宅政策は、逆に低所得者層を固定化させるといった分析をしています。ですから、伝統主義者的な価値観とは別の次元から福祉政策を批判しているのです。また、ネオコンは大企業に対して好意的です。その点も、民主党的というよりは共和党的な心理構造を持っているようです」

「ネオコンはクリントン時代には野に下り、民間研究機関でイラクのフセイン政権を倒せば中東全体を民主化できてイスラエルの安全につながるなどといった中東戦略を練りました。9・11事件後、その政策はブッシュ政権で採用されたのです。もともとブッシュ政権は明確な外国政策を持っていなかったのです。政権発足後、台湾沖でアメリカの情報偵察機が中国の戦闘機が接触し、銃撃を受けたアメリカの飛行機が海南島に着陸する事件が起きました。ブッシュ政権は、中国に謝罪をし、賠償金を払って飛行機の返還を受けていますが、ネオコンはこうしたブッシュ政権の姿勢を激しく批判しています。確かに第一期ブッシュ政権には国防総省、国務省に多くのネオコンの高官がいましたが、本当の意味でネオコンがブッシュ政権の外国政策に決定的な影響を及ぼし始めるのは連続テロ事件以降です。しかし、ブッシュ政権2期目ではネオコンの人たちが次々に閣外に去り、強硬派のネオコンで知られるボルトン国連大使も更迭され、現在、ブッシュ政権にはもうネオコンは残っていません。ラムズフェルト国防長官はネオコンと近い存在でしたが、最後はネオコンの代表的論者のビル・クリストルらとイラク政策を巡って対立しています。ネオコンはイラクにもっと軍隊を送って、一気に治安を確保することを主張していたのですが、ラムズフェルドは増派論に反対していました」

  ――超党派の「イラク研究グループの報告」が出ましたが、実現は難しそうですね。
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