警護任務の在り方とは?
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/05/13 16:37 投稿番号: [1504 / 1657]
アセアンさん、お久しぶりですね。
下で仰っていることがおかしかったのですが(笑)。
>前職が正規軍の隊員だった・・・というのは簡単に
>判明してしまうのが現代ですから、今回のような事件が
>発生してしまうと、一番「困惑」するのは前職の軍事組織を
>統括していた主権国家であって、そうした前歴をネタに
>「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダをやり始めるのは
>”正義”の攻撃を仕掛けた武装勢力側・・・っという
>まぁ、先進国側からすると「痛いかも知れない腹を探られる」
今回の事件においては、武装勢力側がうんともすんとも言ってこない一方で、「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダをやり始めたのは、思いの外というのかやっぱりというのか、日本人の方でした。
民間警備会社のイラクでの活動がどのようなものであったのかということを正確に伝えることよりも、斎藤さんが「傭兵としていかに優秀であったのか」という側面が強調され、極端なものになると「戦場の英雄」やら「ランボー」やら「金の亡者の人殺し」やらのイメージが先行し、果ては「今やイラクでは軍の代わりに民間警備員が戦闘している」という論調まで飛び出し、戦争の民営化の話につなげるような主張まで出る始末。
さすがにいかがなものかと思いまたが。
そして、
>日本政府としては、自分達の与り知らない所で、
>結構な数の日本人が仏のエトランジェ等に入隊していてそれも
>自衛隊出身者だった・・・って辺りが、何ともなぁ・・・
>っと困惑している・・んじゃないでしょうか?)
――というアセアンさんが指摘されている困惑も当然ありました。
この困惑はまた、本来日本の憲法の関係で、武装勢力と正面対峙する可能性のある任務を避けてきた日本であったはずが、突如日本国籍を持つ者が武装勢力と対峙する可能性のある任務を行っていたということが明確になったことによる困惑という意味もありました。(この意味での困惑は、「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダに拍車をかけているわけでもありますが)
つまり、復興事業関係の「警護任務」という日本がこれまで逃げてきた任務をしていた日本人が実際にいて、しかも事件に巻き込まれたということの衝撃であったわけです。
警護任務が紛争地復興過程において重要であると認識されるようになったのは比較的最近のことで、PKO関連の国連安保理決議でPKOの軍事要員に、人道支援を行う国連要員や人道救援NGOの警護を行うよう要請する規定が見られるようになったものの、そうした警護任務の在り方がしっかり整備されるほどの経験の積み上げがまだ乏しいと感じています。
ゆえに、警護任務が比較的最近注目されるようになった事例であるにもかかわらず、僕が紛争地復興過程の活動を極めてオーソドックスに説明していたことを、スカイさんが「腑に落ちない」と率直に述べ、問題提起してくださっている論点が非常に興味深いです。
僕はアセアンさんやライターさん、葛城さんなどと比べると軍事的な知識に暗いですので、ご意見がうかがえるとありがたいのですが。以下のスカイさんが指摘されていることに関してです。
>>
斉藤さんを襲った武装勢力は大砲のような火力のある武器を使ったそうじゃん。で民間が携行を許されているのがライフルと小銃だけとの報道もある。これは民間では手に負えないというのを暗示していない?
警察が手が負えなければ戒厳令、治安出動の名目で軍隊が治安維持にあたるでしょ。要するに知識、経験というソフト以上に武力というハードの方がイラクの場合上まっているという事になるんじゃない?
>>
警護任務を行う際、装備はどのようなものが適切なのか――という点です。
葛城さんがイラクでの米軍の編成が占領業務を行うようになっていないことを指摘していますが、軍隊が警護任務も行うのであればどういった形態であればいいのか?はたまた、民間が行う場合でも、どのようなハードであれば、危機管理能力を高めることができるのかについて考えてみたいです。
特に装備面では民間はどうしてもたいした物は用意できませんが、そうであるなら、防弾チョッキや装甲車など、防御面での装備を充実できないのか?――などが気に掛かります。
下で仰っていることがおかしかったのですが(笑)。
>前職が正規軍の隊員だった・・・というのは簡単に
>判明してしまうのが現代ですから、今回のような事件が
>発生してしまうと、一番「困惑」するのは前職の軍事組織を
>統括していた主権国家であって、そうした前歴をネタに
>「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダをやり始めるのは
>”正義”の攻撃を仕掛けた武装勢力側・・・っという
>まぁ、先進国側からすると「痛いかも知れない腹を探られる」
今回の事件においては、武装勢力側がうんともすんとも言ってこない一方で、「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダをやり始めたのは、思いの外というのかやっぱりというのか、日本人の方でした。
民間警備会社のイラクでの活動がどのようなものであったのかということを正確に伝えることよりも、斎藤さんが「傭兵としていかに優秀であったのか」という側面が強調され、極端なものになると「戦場の英雄」やら「ランボー」やら「金の亡者の人殺し」やらのイメージが先行し、果ては「今やイラクでは軍の代わりに民間警備員が戦闘している」という論調まで飛び出し、戦争の民営化の話につなげるような主張まで出る始末。
さすがにいかがなものかと思いまたが。
そして、
>日本政府としては、自分達の与り知らない所で、
>結構な数の日本人が仏のエトランジェ等に入隊していてそれも
>自衛隊出身者だった・・・って辺りが、何ともなぁ・・・
>っと困惑している・・んじゃないでしょうか?)
――というアセアンさんが指摘されている困惑も当然ありました。
この困惑はまた、本来日本の憲法の関係で、武装勢力と正面対峙する可能性のある任務を避けてきた日本であったはずが、突如日本国籍を持つ者が武装勢力と対峙する可能性のある任務を行っていたということが明確になったことによる困惑という意味もありました。(この意味での困惑は、「それ見ろっ!コイツラはぁ!」的なプロパガンダに拍車をかけているわけでもありますが)
つまり、復興事業関係の「警護任務」という日本がこれまで逃げてきた任務をしていた日本人が実際にいて、しかも事件に巻き込まれたということの衝撃であったわけです。
警護任務が紛争地復興過程において重要であると認識されるようになったのは比較的最近のことで、PKO関連の国連安保理決議でPKOの軍事要員に、人道支援を行う国連要員や人道救援NGOの警護を行うよう要請する規定が見られるようになったものの、そうした警護任務の在り方がしっかり整備されるほどの経験の積み上げがまだ乏しいと感じています。
ゆえに、警護任務が比較的最近注目されるようになった事例であるにもかかわらず、僕が紛争地復興過程の活動を極めてオーソドックスに説明していたことを、スカイさんが「腑に落ちない」と率直に述べ、問題提起してくださっている論点が非常に興味深いです。
僕はアセアンさんやライターさん、葛城さんなどと比べると軍事的な知識に暗いですので、ご意見がうかがえるとありがたいのですが。以下のスカイさんが指摘されていることに関してです。
>>
斉藤さんを襲った武装勢力は大砲のような火力のある武器を使ったそうじゃん。で民間が携行を許されているのがライフルと小銃だけとの報道もある。これは民間では手に負えないというのを暗示していない?
警察が手が負えなければ戒厳令、治安出動の名目で軍隊が治安維持にあたるでしょ。要するに知識、経験というソフト以上に武力というハードの方がイラクの場合上まっているという事になるんじゃない?
>>
警護任務を行う際、装備はどのようなものが適切なのか――という点です。
葛城さんがイラクでの米軍の編成が占領業務を行うようになっていないことを指摘していますが、軍隊が警護任務も行うのであればどういった形態であればいいのか?はたまた、民間が行う場合でも、どのようなハードであれば、危機管理能力を高めることができるのかについて考えてみたいです。
特に装備面では民間はどうしてもたいした物は用意できませんが、そうであるなら、防弾チョッキや装甲車など、防御面での装備を充実できないのか?――などが気に掛かります。
これは メッセージ 1493 (asean_peace11 さん)への返信です.
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