民主主義には経済的基盤が必要
投稿者: sesa_mikar 投稿日時: 2004/08/05 19:18 投稿番号: [227769 / 280993]
pattsy_mint_1010tさん、こんにちは。
おまけです。
先の書き込みでは、韓国の例も挙げられていますね。
軍事政権には否定的な書かれ方でしたが、私は朴正熙大統領の政策を
全面的に否定すべきとは考えていません。
民主化要求には応じない代わりに、国民の生活水準を上げる。
この手法は、東南アジア諸国でも良く見られた「開発独裁」です。
安定した民主社会の形成に必要な中間層を育成し、民主社会の土台を
作った上で民主主義の仕組みを整備する。
朴氏がモデルとした明治維新の「殖産興業」にも通ずる概念です。
日本の場合は欧米列強に対抗できる政治的・経済的基盤を整備した後、
自由民権運動で国会が開設され、政党政治が定着、大正デモクラシー
へと続いていきます。
日本はアジア有数の民主主義国だったのです。
韓国も東南アジア諸国も、今では民主主義社会に移行していますが、
そのための経済的基盤は「独裁」を国内外から批判されてきた人たち
が作り上げたことを、忘れてはいけません。
国民を飢えさせても、自らの地位を維持するのに汲々としてきた北の
首領ドノと比べたら、国民生活に対する貢献度が違いすぎます。
でも日本の新聞は、南の「軍事独裁政権」ばかり批判していたんです
よね。
私はそれ(マスコミの偽善)を、忘れてはいません。
う〜ん、今書いていて思ったんですが…
その意味では、イラクのサダム政権も全面否定はできないなぁ、と。
反対派に対する弾圧が凄まじかったのは間違いありませんが、その反面
教育に力を入れ、イラクの教育水準をアラブ有数のレベルに引き上げま
したし、世俗政権としてイスラームの縛りを緩め、その結果女性の社会
進出も盛んでした。
兵器産業を始めとした工業化も推進し、自前で地対地ミサイルの射程を
延長できるだけの技術力も育てていた訳ですし。
自らを「ネブカドネザル王」になぞらえていたとは言え、イラク国民の
生活水準を向上させていたことは間違いありません。
その経済基盤を、アメリカは経済制裁と戦争で徹底的に破壊した訳です。
絶対悪の人間はいない。
“悪人”の誰しも、功罪それぞれの側面を持っています。
これは メッセージ 226676 (pattsy_mint_1010t さん)への返信です.
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