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Diary of John Rabe(ラーべ日記の摘録)終り

投稿者: japancockroach 投稿日時: 2005/02/23 06:44 投稿番号: [24875 / 66577]
「なぜこんなに野蛮なのか」

強姦、殺人の恐怖に替え、家を焼き払われた中国人難民に、追い討ちをかけるべく真冬の寒波が襲いかかる。

一月二十日
『吹雪だ! 難民の状態はみるも哀れのー言につきる。いかに情の薄い人でも、これを見たら同情せずにはいられまい。わが家の収容所はいまや巨大なぬかるみだ。(中略)難民は藁屋根の軒下で火を焚いているが、見て見ぬふりをすることにしている。この吹雪だ、火なんか焚いてもどうせすぐにまた消えてしまう。そうであれば、すこしぐらい危険でも暖まらせてやりたい』

一月二十ニ日
『マギー(牧師)がまたしても悪い知らせをもってきた。日本兵が食用の家畜を追いかけ回し、手当たりしだいに運んでいったというのだ。ちかごろは、中国人の若者を使って豚をつかまえさせている。(中略)一匹もつかまえることができなかった若者は、銃剣で突き殺された。なかのー人は内臓がはみ出して垂れ下がっていたという。これはみな目撃した人の話だ。こんなことばかり聞かされていると、気分が悪くなってくる。そうだ、やつらは犯罪者のよせ集めと思えばいいんだ。ふつうの人間にこんなことができるはずがない!』

延々と続く殺戮と強姦。ラーべのやり場のない怒りは、無抵抗のまま、暴力の餌食になっていく中国人たちへの苛立ちとなって現れる。

一月二十五日

『事件のーつにこういうのがある。ある中国人が日本人のためにー日中働き、お金の代わりに米をもらった。疲れきって家族とともに食卓に着くと、テーブルには妻が今さっき置いたばかりの鉢がのっており、おかゆが少し入っていた。これがー家六人の夕食だった。そこへ通りかかった日本兵が面白がってその鉢に放尿し、笑いながら立ち去った。(中略)この話を闘いたとき、『奴隷となるよりは死を』というリーリエンクローンの詩が思いうかんだ。だが、中国人たちにあの自由人、リーリエンクローンのまねをしろといったところでどだい無理な話だ。これでもかとばかりに踏みつけにされ、中国人はもう長いことひたすら苛酷な運命に甘んじてきたのだ。(中略)もし。強姦した人間が残らず仕返しに殴り殺されたら、日本軍はすでに全滅に瀕していることだろう』

占拠され、一月半が経とうとしているが、犠牲者の数は増えるばかり。日記には、破壊され尽くした地獄のような光景を前に、困惑し、戸惑うラーべの心情が綴られている。

ー月二十六日
『なぜこんなに野蛮なのか、理解できない。思えばこれは実に衝撃的なことだ。いったい何のためにこれほどひどいこと
をするのだろう。ただただわけが分からない』

ー月二十九日
『マギーが八歳と四歳の少女を見つけた。親族は十一人だったというが、残らず残忍な殺されかたをしていた。近所の人々に救け出されるまでの十四日間、母親の亡骸のそばにいたという話だ。姉娘が、家に残っていたわずかな米を炊いてどうにか食いつないでいたという』
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