八重七重さんへ−その2
投稿者: perusonanongrata 投稿日時: 2004/03/07 18:45 投稿番号: [14623 / 44985]
李朝末期には家系や官位が売買され、両班が人口の約半分(戸数では約7割)にもなったそうです。
これは、前述した科挙の受験資格が原因かどうかは定かではありませんが、多少なりとも影響し、それにより李朝が衰えることに力を貸したのではないかと思います。
士大夫などになることができれば、両班でもより良い暮らしができるのですから、ひたすら搾取されていた農民や、侮蔑の対象であった商人でも両班になって士大夫になる可能性を得たいと考えるのは、当然のことではないでしょうか。
結果、働かない貴族が人口の半分にもなって、国家が立ち行かなくなったのではないでしょうか。
礼教体制下では人治国家となるのが必至であるため、役人による裁量行政となり、必然的に賄賂の横行などが発生し腐敗が進行します。
その上、儒教では最大の徳目が「考」であるため父祖の価値を絶対のものとし(新しいものに価値はないと考え)、さらに労働を蔑視します。
また、科挙で判断されるのは四書五経といった儒教の教典=古典であり、これまた儒教の根本である「信じて古を好む」であって、それに中華思想が加わり、外国の優れた技術も「野蛮である」ものとして排斥するのですから、国が発展するわけがありません。
僕が考えたのはこんなところです。
八重七重さんのように多くの資料を読んでまとめたものではないため、大雑把で申し訳ありません。
ご意見をいただければ幸いです。
これは メッセージ 14622 (perusonanongrata さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019565/kldabaaf_1/14623.html