地球温暖化問題に関して一言!

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Re: IPCCの温暖化予想は下方修正されるべき

投稿者: dvzt0aa 投稿日時: 2011/11/29 22:49 投稿番号: [53266 / 55267]
>予想通りdvzt氏はコメントを出さない。多分反論出来ないのだ。
ソロモン氏の観測が信憑性が高いとなると、IPCC報告書が参照している
多数の気候モデルは、観測結果と異なるわけなので、のきなみゴミ箱行き
ということになる。

takkejanさん、違うよ
コメントを出さなかったのは面倒だから放置しただけだ。
出す義務はないからね。だが今回は挑発に乗ってコメントを出す。

成層圏で水蒸気濃度の減少が観測されたから、現在の気候モデルは破綻している、という貴方の主張は間違いだ。

成層圏の水蒸気濃度は気球を使い1980年から継続的に観測されている。
水蒸気濃度は微量で3〜6ppmの間を変動している。
1980〜2000年の観測では約0.5ppmの上昇傾向が観測された。
1993年以降は人工衛星を使った観測も行われるようになった。
2000年以降、水蒸気濃度が10%減少しているのが観測された。

80年代、90年代は上昇し、00年代に入り減少に転じたが、この変動の原因は解明されていない。
今後も減少が続くか、また上昇に転じるかは不明だ。

成層圏の水蒸気の供給源は2つある。
成層圏上層部ではメタンが酸化し水蒸気が生成される。
大気中のメタン濃度は上昇しているため、IPCC第4次報告書では、成層圏のメタンによる水蒸気の放射強制力を0.07W/m^2と見積もり、温暖化要因となっている。

もう1つの供給源は成層圏下層と対流圏界面とのやり取りだ。
ただ成層圏の大気は対流しないためその見積もりは難しい。
成層圏下層の水蒸気濃度は、エルニーニョの影響を受ける領域上空で、最も多く変動しているのが観測されている。
1998年に最大規模のエルニーニョが発生し、この緩和過程で2000年以降、成層圏の水蒸気濃度が低下したのではないか、という説が有力のようだ。
ただ現時点では状況証拠に過ぎず、ソロモンは慎重に、2000年以降の水蒸気濃度低下の原因は不明、と述べている。
この物理的メカニズムが解明されると、気候モデルへの取り入れが可能となり、温暖化予測精度の向上が期待出来る。

「気温が上昇すると大気中の水蒸気濃度は増える」は対流圏の話だ。
気温が上昇すれば地表からの水の蒸発量が増える。
また大気の飽和水蒸気量も増え、大気中に蓄えられる水蒸気量も増える。
その結果大気中の水蒸気濃度は上昇するのだ。
実際にこの30年間、地球温暖化に伴い、対流圏の水蒸気濃度の上昇が観測されている。
もちろん、2000年以降も上昇しているのが観測されている。

成層圏の水蒸気は対流圏の水蒸気とは、生成のメカニズムが異なる。
地表大気の気温上昇と成層圏の水蒸気濃度との相関を示す理論的根拠も乏しい。
従って貴方の
2000年以降、成層圏の水蒸気濃度の10%減少が観測された、
気候モデルの「気温が上昇すると大気中の水蒸気濃度は増える」説は破綻し、ゴミ箱行きだ。
水蒸気による正のフィードバックは無い、
などと主張するのは論理の飛躍で間違いだ。
成層圏の観測結果で対流圏の観測結果を否定出来ない。
成層圏も気温上昇で、水蒸気濃度が必ず下がる訳でもない。

地球の気候システムは極めて複雑だ。
成層圏の水蒸気に限らず、科学的に未解明な点も多いのは事実だ。
もちろん、現在の気候モデルも不完全だ。
だから、温暖化の予測にもかなりのバラツキがある。
だが、そのバラツキの範囲内では十分科学的根拠があり、信用出来るものとなっている。
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