玉樓春 李莘
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/10/21 23:03 投稿番号: [683 / 735]
玉樓春
李莘(南唐後主・937〜978)
晩妝初了明肌雪
晩妝 初めて了(を)はりて肌雪(きせつ)明らかに
春殿嬪娥魚貫列
春殿の嬪娥 魚貫して列す
鳳簫吹斷水雲輭
鳳簫 吹斷して水雲輭(しずか)なり
重按霓裳歌遍徹
重ねて霓裳を按じて歌遍徹す
臨春誰更飄香屑
春に臨みて誰か更に香屑を飄す
醉拍闌干情味切
醉ひて闌干を拍てば情味切なり
歸時休照燭花紅
歸りゆく時照らすを休(や)めよ燭花の紅きを
待放馬蹄芿夜月
待(まさ)に馬蹄を放たんとす芿き夜の月
※待:(詞語)「將」に同じ。…せんとす。
ゆふべの化粧を凝らすと雪の肌は輝くばかり
春の宮殿の宴に居並ぶ女官たち
笛の音がやむとあたりは一瞬静かになる
しかしまた霓裳羽衣曲の全楽章を演奏し終え、やがて宴は終わる
吹いてくる風に、誰がまた香料の粉を撒いているのだろう
うま酒に陶然として曲に合わせ欄干を打てば切ないまでに感情が高まる
帰り道に灯りはつけないでくれ
清らかな月の光のもと、馬の蹄の駆けるにまかせていくとしよう
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夕ぐれの
粧(けはい)おえて
雪の柔肌
美女たちは
春の宮居に
列をなして
笙の音の
はたとやんだ
水や雲のあたり
かさねて
霓裳(げいしょう)の曲の
しらべをおわる
風吹けば
香の粉の
あまたただよい
酔うて打つ
欄(てすり)の手拍子
情味(おもい)も切に
帰るさは
吹いて消そうよ
ともし灯すべて
駒にまかせ
かけって行こうよ
明るい月夜を
★倉石武四郎編『宋代詞集』中国古典文学大系20, 平凡社
後者の訳詩のみ。
★前のほうの訳は、もうずっと昔からワードにはいっていて、
どこから転載したのかわからなくなっています。
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これは メッセージ 680 (ajisai110701 さん)への返信です.
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