紫陽花亭日乗

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Re: 白髪三千丈

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/10/11 20:25 投稿番号: [645 / 735]
>台湾人が台湾語の文語音で唐詩を読むときは、唐代の平仄が間違いな
く再現されるそうです。だから台湾人が古文体の詩を作るときには平仄が合
うかどうか心配する必要はないとのことです。<


台湾語というのは、
だいたいにおいて厦門方言でビン(門+虫)語といわれるものですね。
中国南方の福建あたりは、地理的に孤立に近いという理由があって、
北京語やその他の方言のように歴史的な変化は起こらなかった。
ビン南語以外にみられない、極めて古代的ないくつかの特徴が保存されている、

そのことをおっしゃっておられるのでしょう。

平仄ですが、日本人でも明治くらいまでは、あまり意識しなくても自然に
漢詩を作ることができた。
なにしろ、学問といえばまず漢学でしたから。

現代人は、ほとんど漢学を学んでいません。
高校の古典の教科書にわずかに登場するくらいではありませんか。
そういう日本人が、漢詩を作詩しようと思ったら平仄で苦しむのは当然です。
ただし入声に関しては、支那人より日本人のほうが有利です。

ただ上記   ><   で囲って引用した部分の前半と後半の因果関係が
よくわかりませんが、入声のことを言っておられるのですか。

支那人であれ、台湾人であれ、日本人であれ、漢詩を作るときは平仄を
無視して「心の欲する所に従って矩を踰えず」とはいかないでしょう。
なぜなら、形式もひとつではなく、それによって平仄の位置も変化する。
「やなぎ」という言葉を使用したいと思うが、ここは平だから「楊」を煎れう、
ここは仄だから「柳」を入れようと、やはり考慮しないわけにはいかない。


>古文体の詩を作って<


平仄や押韻、聯の数など形式のきまりごとのある詩、
絶句や律詩などは近体詩です。


>いったい何のためだとわしは言いたくなります。<


平仄をあわせるためでしょう。


>日本語の漢音で漢詩を棒読みすると・・・多かろう。<


たいして効果はないんじゃないのですか。
音は同じ音で字が異なるものはゴマンとありますから。

訓読、いわゆる書き下し・読み下しというのは、翻訳なのです。
実は、これがわかっていない人が多い。
だから一昔前の日本人なら、訓読にさらに解釈をつけくわえることなど
なかった。
しかし、現代人はその訓読すらなかなかわからなくなってしまっているので
解釈もつけている。
何をいいたいかというと、原文を訓読すればワンステップで意味がわかるのに、
わざわざわけわからんお題目を唱えて手間をふやす必要などないということです。


つづく
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