紫陽花亭日乗

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Re: 「中国」とは何か / 哭晁卿衡詩 李白

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/09/08 21:03 投稿番号: [453 / 735]
>★参照・・・李白「哭晁衡詩」<


哭晁卿衡詩          李白(盛唐・701〜762)


日本晁卿辭帝都       日本の晁卿(てうけい)   帝都を辭し
征帆一片繞蓬壷       征帆一片   蓬壷を繞(めぐ)る
明月不歸沈碧海       明月   歸らず   碧海に沈み
白雲愁色滿蒼梧       白雲愁色   蒼梧に滿つ

日本の晁卿は、今次、愈よ歸國するといふので、長安の都を辭し

やがて、舟を乘り出し、征帆一片   蓬&#33802;を繞(めぐ)って進んで行った

しかし、不幸にして、溺死の厄に遭い、
たとへば、明月が碧海に沈んで、再び歸らざると一般

白雲は愁色を帶びて、海中の仙山たる蒼梧を蔽(おほ)ひ
凄寥滿目、まことに、我が心を傷ましめる


★このとき李白は、仲麻呂が遭難して死んだきいてこの詩を作りました。
が仲麻呂は、生きて再び唐の朝廷に仕え、ついに日本に帰国することは
かないませんでした。

★晁卿衡の卿は、衞尉卿の卿で、即ち官名、姓は晁、名は衡、
即ち日本の阿倍仲麻呂。

★久保天随訳註『李白全詩集』下巻,日本図書センター

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望郷詩         阿倍仲麻呂(実は作者不明)


翹首望東天       首を翹(あ)げて東天を望めば
神馳奈良辺       神は馳す奈良の辺
三笠山頂上       三笠山頂の上
想又皎月円       想えば又皎月円ならん

★あまのはら ふりさけみれば かすがなる   みかさの山に いでし月かも、
の訳詩。
「あまのはら」の部分は、久保天随訳註『李白全詩集』下巻,日本図書センター、
によれば「逭海原」となっています。

つづく
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