紫陽花亭日乗

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Re: 志士の先蹤  /  文天祥

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/07/21 22:59 投稿番号: [154 / 735]
  このように状元が世間にもてはやされるようになると、
状元の責任もまた重くなってきた。

そもそも、天子が進士に空前の栄誉を与えるのは、
いざという時に朝廷のために柱石となって働いてもらいたいためである。
特に状元は他の進士と異なる破格の恩典を賜る以上、状元もまたこの知己の
恩に感激して、惜しからぬ命を天子の馬前に投げ捨てる覚悟がなければならぬ。

南宋がモンゴル族の元のために都を攻め落とされて亡びた時、すでに大勢は
挽回不可能なことがだれの目にもはっきり映っていたにもかかわらず、
状元出身の宰相、文天祥はわずかの手勢をひきつれて各地に転戦し、
漢民族のため、いな宋の天子のために万丈の気をはいたものである。
彼が敗戦中に歌った零丁洋の詩は、よく状元の立場を物語っている。


★宮崎市定『科挙』中公新書


4038

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★>知己<

恩徳で結ばれるのが「知己」
肝胆相照らすのが   「知心」
意気投合するのが   「知音」

であると『今古奇観』では説明しています。

「知音」には、有名な故事がありますが、またそのうちに UP したいと
思います。

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