Re: 仏説観無量寿経 王舎城の悲劇
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/07/18 20:44 投稿番号: [117 / 735]
〔原文〕
時、阿闍世、問守門者、父王今者、猶存在耶。
時、守門人白言、大王、國大夫人、身塗●蜜、瓔珞盛漿、持用上王。
沙門目連及富樓那、從空而來、爲王説法。不可禁制。
時、阿闍世、聞此語已、怒其母曰、我母是賊。與賊爲伴。沙門惡人。
幻惑呪術、令此惡王多日不死。即執利劔、欲害其母。
〔訓読〕
時に、阿闍世、守門者に問う、
「父なる王は、今猶存在せるや。」
時に、守門人、白(もう)して言う、
「大王よ、国の大夫人は、身に●蜜(ショウミツ)を塗り、
瓔珞(ヨウラク)に漿を盛り、持用して王に上(たてまつ)る。
沙門の目連および富楼那は、空より來たり、王の爲に説法す。
禁制す可からず。」
時に、阿闍世は、この語を聞き已(おわ)り、その母を怒りて曰う。
「我が母は、是れ賊なり。賊と伴なれば、沙門は惡人なり。
幻惑の呪術をもって、この惡王をして多日死せざらしむ。」
即ち、利剣を執りて、その母を害せんと欲す。
〔解釈〕
そうしているうちに阿闍世は、牢獄の門番に尋ねた。
「父である王は、いまもまだ生きているのか。」
そのとき門番は自分の見たままを言った。
「大王さま、王さまの奥さまは、身体に●蜜(ショウミツ)を塗り、装飾品
の中に飲み物を盛りこんで、それらを王さまにさしあげておられます。
沙門(修行者)の目連および富楼那の二人は、空から降ってまいり、王さま
のために教えを説いておられます。わたしには止めようがありません」
すると阿闍世は、門番のこの話を聞きおわると、自分の母親を怒り、
こう言った。
「わが母は悪人である。
賊である母親と仲間になっている沙門は悪人である。
幻惑の呪術を用いて、この悪王を何日も何日も死なせないようにしている」
そこで阿闍世は、切れ味の鋭い剣を執って、
自分の母をひとおもいに殺そうとした。
つづく
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これは メッセージ 116 (ajisai110701 さん)への返信です.
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