紫陽花亭日乗

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Re: 仏説観無量寿経  王舎城の悲劇

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/07/17 20:52 投稿番号: [114 / 735]
〔原文〕
爾時、王舍大城、有一太子、名阿闍世。
隨順調達惡友之繁、收執父王頻婆娑羅、幽閉置於七重室内、制諸群臣、一不得往。
國大夫人、名韋提希。恭敬大王、澡浴清淨、以酥蜜和●、用塗其身、諸瓔珞中、
盛蒲桃漿、密以上王。
爾時、大王、食●飮漿、求水漱口。
漱口畢已、合掌恭敬、向耆闍崛山、遥禮世尊、而作是言、
大目<牛建>連、是吾親友。願興慈悲、授我八戒。
時、目<牛建>連、如鷹隼飛、疾至王所。
日日如是、授王八戒。
世尊亦遣尊者富樓那、爲王説法。如是時間、經三七日。
王食●蜜、得聞法故、顏色和悦。

●・・・「麺」の字の「面」のかわりに「少」。    ショウ

〔訓読〕
その時、王舎大城に、一太子有り、阿闍世(アジャセ)と名づく。
調達(チョウダツ)なる悪友の繁えに随順し、父なる王・頻婆娑羅(ビンバシャラ)を
収執し、幽閉して七重の室内に置き、諸々のの群臣を制して、一(イツ)も往くを得ず。

国大夫人(コクダイブニン)を、韋提希(イダイケ)と名づく。
大王を恭敬し、澡浴し清浄ならしめ、酥蜜をもって●(ショウ)に和し、
もってその身に塗り、諸々の瓔珞(ヨウラク)の中に、蒲桃(ぶどう)の漿(ショウ)を
盛りて、密かに、以って、王に上(たてまつ)る。

その時、大王は、●(ショウ)を食べ漿(ショウ)を飲み、水を求め口を漱(すす)ぐ。
口を漱(すす)ぎ畢(おわ)り已み、合掌し恭敬(クギョウ)して、
耆闍崛山(ギジャクツセン)に向かい、遙かに世尊を礼し、而してこの言を作す、

「大目<牛建>連(ダイモクケンレン)は、是れ吾が親友なり。
願わくは慈悲を興して、我に八戒を授けたまえ。」

時に、目<牛建>連は、鷹隼(ヨウシュン)の飛ぶが如く、疾(はや)くも王の所に至る。

日々、是(かく)の如くして、王に八戒を授く。

世尊も亦た、尊者富楼那(フルナ)を遣わし、王の爲に説法せしむ。

是(かく)の如き時の間、三七日を經たり。
王は●蜜(ショウミツ)を食べ、聞法を得たるが故に、顔色(ゲンジキ)和悦せり。


つづく

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