Re: どこかの品評会
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2010/02/17 15:00 投稿番号: [2094 / 3149]
「江戸前寿司」などと言う。この「江戸前」とは江戸の前、つまり現在の東京湾のことだ。この湾は昔から魚の宝庫で、徳川将軍家も、お膝元の武士、町人も江戸湾からあがる魚介類なしには生活できなかったことだろう。寿司が当時の庶民のファーストフードとして出現しのは「もっとも」と頷けるが、こんにち、飯の上に魚のナマの切り身を乗せただけの代物が世界中に認知され、普及したのは奇観とすら言えるのではないか。
横浜の山の手で英語を習っていた昔、アメリカの婦人が「raw fishは食べられない」と顔をしかめ、言外に「野蛮な食べもの」と言いたげな表情だったのを思いだす。これも昔、日本の家庭にホームステイに来たアメリカの女子高生が、「お皿に大きなナマの魚を一匹出されたらどうしよう」と真剣に悩んだそうな。
「出掛けに気がさしたから来るんじゃなかったよ。女が来ないのは忙しいからしょうがねぇや。そんなことをぐずぐず言う野暮じゃねぇんだが、新造も若い衆も顔をみせないのはどういうわけなんだ。刺身を持って来たってシタジがないじゃないか。ちぇ、ナマ魚が食えるかい、猫じゃねぇや」(三遊亭円生・居残り佐平次)
もう30年近く前、台中からちょっと南の、川を渡った大きな町(ちょっと名前を忘れた)の寿司屋で今は亡き張さんからにぎり寿司をごちそうになったことがある。わたしがネタを上にしたまま口に運んだら「寿司はネタを下にして食べるんだよ」と言われた。しかし、「寿司は本来は米の味を楽しむものだ。ネタを下にして食うのは田舎者」とどこかの本に書いてあった。
酒の「品評会」について書くつもりだったが初めから脱線してしまった。
今日の日経平均は急騰。ほっとした。
これは メッセージ 2093 (tokyo_cachito3 さん)への返信です.
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