アヒルの卵を孵す
投稿者: unhoo 投稿日時: 2009/07/11 22:31 投稿番号: [1915 / 3149]
アヒルは卵を孵す本能を失っている。昔台湾の農家では、雌鶏にアヒルの卵を孵させた。
台湾の土産種の雌鶏は、卵を10個ぐらい産むと、産卵を停止し、抱卵を始める。その抱卵本能は非常に執拗であって、卵を全部取り上げ、産卵箱を取り除けても、庭の隅に浅いくぼみを掘って、卵を抱く姿勢でうずくまる。人間がそいつを捕まえて離れた場所に放すと、すぐさまもとのくぼみにかけ戻ってうずくまる。てこでも動かないとはこのことであろう。
わしの小学生時代、わしの母が浅い木箱に藁を敷いて、アヒルの卵を7、8個置き、そこへ抱卵本能発生中の雌鳥を抱いてきた。雌鶏はすぐに箱の中へはいって、抱卵を始めた。アヒルの有精卵を母がどこで都合してきたのか、わしは覚えていない。
やがてアヒルのひよこが孵った。母鶏は満腔の母性愛でアヒルのひよこを育てた。母鶏とアヒルのひよこの間で、ちゃんと言語が通じたのだからふしぎである。母鶏が集まれと号令をかけると、アヒルのひよこたちはすぐかけ戻ってきた。アヒルのひよこは寒くなると母鶏の足元に集まる。すると母鶏は羽を広げてうずくまって、温めてやった。
アヒルのひよこのために泳ぐ場所が必要だと言われているので、わしの母が庭に半坪ぐらいの水溜りを作ってやった。アヒルのひよこはすぐに中にはいって泳ぎ、母鶏はびっくりして見ていた。
わしの記憶はそこまでであって、その後どうなったのか思い出せない。今考えてみると、アヒルの子がある程度まで育ち、母鶏の母性本能もうすれたので、アヒルの子をアヒル飼い業者に売ったのではあるまいか。
これは メッセージ 1914 (unhoo さん)への返信です.
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