日韓歴史論争

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Re: 「妥当性の高い解釈」

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2008/08/14 06:52 投稿番号: [4743 / 6952]
>また、江上説は、戦後間もなくで、天皇の系譜を論じるタブーが無くなった事での開放感も後押ししたのかも知れず、もしそうだとすると、一種のパンクロック的な学説ではありますが。

既存の常識や枠組みを打破・超越しようとする試みは、往々にして逆方向に振り切れすぎるものになりがちです。振り子運動の終息の如く、双方向に振幅の程度を低減しつつ振りあって徐々に中庸に落ち着くのではないかと。
江上しかり「新しい教科書」運動しかり、起爆剤というか陳勝呉広のように既存の体制に「声をあげて石を投げた」ことに価値があるのかもしれませんがネェ。

>「ニューライト」という呼称は、政治的な左右を感じさせて違和感はあるんですが、それはさておき、李教授が、「土地収奪」について、一次資料を調べれば調べるほど、当初の想定とは違う事実が浮かび上がってきたと言ったのは、自分も肝に銘じたい姿勢ではあります。

ええ。呼称自体に疑義あるいは違和感がありますが、普通に史料を読んで普通に考えればそうなるしかないよね、という普通の結論を「堂々と」あの国で言ってしまったわけですから…

>白鳥庫吉でしたか、日本語の起源を朝鮮語に求めようとした結果、「調べれば調べるほど、分からなくなってきた」と言ったのは。
ワタシも結論が出なければそれはそれでいいのではないかと、個人的には考えます。

ここは非常に大事なところだと考えます。というのは、信用に値する史料を検討し最大公約数的な見解を導き出そうとした結果「んー、これだけじゃよぉわからん」というなら、それはそれでいいんですよ。
信頼できる史料群を突き詰めても分からない以上は、「よぉ分からん」つまり学術用語で言えば「未詳」であるとして、変に弄らないまま措くのは至極まっとうな態度であると考えます。

>のんびりと、典型的な植民地として搾取するだけなら、英領インド帝国みたいに、李朝の皇帝だけを廃して、他の両班たちはそのまま温存しておいても良かったわけですし。
ところが日本が朝鮮を併合したのも、そんなのんびりとした理由ではなく、まさに(たとえ日本の一方的な立場とは言え)日本の自衛の為でしたし。

統監府による統治を批判したのは誰か?というのを考えると感慨深いんですよ。日本政府の執った統監府による統治を生ぬるいと批判し、併合にあたって「韓国合併は恰も彼の肺病患者の遂に瞑目したるが如き確定的既定の問題なれば」と言った野党の要人もいました。
その人は同時に「韓国民は由来猜疑心に富めるのみならず、賄賂等の授受に頗る巧みなるを以って、之れに参政権を附与することに於いては、恰も議会にパチルス菌を散ずるが如きものなれば、断じて之れを許すべからず」なんて言ったんですが(後にテロリストに対して「話せばわかる」と説いたものの殺されてしまうお人です)。
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=95777
ま、野党は与党の批判をしてりゃ事足りるって悪例の典型かなぁと。

>また、カンタンな例では、企業の合併吸収で、吸収された側が今までのシステムをダラダラと続ける事はナンセンスなわけで。

当時の朝鮮社会においては、日本のような封建社会すら経験もせず、土地の完全な売買や小作権の確立さえできていない状態で(それについての是非善悪は擱きます)、土地の所有権についての概念すら、日本でいうところの平安時代前期程度だったわけです。
そんな世界の住人をいきなり明治の近代世界にほうりこめば、とてもついていけません。そこで、朝鮮総督府は斬新的に近代世界に慣らすように政策をゆるゆると進めていくわけです。
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