日韓・経済復活!活性化の秘策について

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>経済学の常識

投稿者: J_Fooker 投稿日時: 2001/12/12 02:31 投稿番号: [1527 / 9237]
>デフレが悪いということと、内需拡大のために個人消費を増やす(カネをどんどん使う)、ということ

これは、「期待」(expectation)という概念を用いると簡単に理解できます。
人々は自らの経済行動を期待(将来予測)に基づいて決めているわけですが、デフレ期においては、期待が著しく下がっているために、マネタリーショックを与えても、それが消費・投資に結びつかず、景気が回復しません。
(将来の経済状態に悲観的になっているので、使うよりも貯蓄する傾向が強い)

この状態が長く続くと、遊休設備が使われないまま減価償却してしまい、生産能力そのものが減少していく恐れがあります。
(需要が正常な循環の範囲を超えて減少しているため、供給曲線自体が左にシフトしてしまう恐れがある)

不景気によって経済的に問題のある企業が淘汰されていくのは正常な現象ですが、デフレの悪化によってリカバリーのチャンスそのものが奪われてしまってはどうにもなりません。

個人消費を増やすのも、正常なサイクルへの回帰のための一つの有効な方法です。
要するに、グラフにおいて、左に大きくシフトしている需要曲線をどうやって右に戻すかという問題ですね。

もちろん、この過程で、賃金を含む価格の硬直性を可能な限り排除する必要があります。そうしないと需給が均衡しませんので。

金融機関の倒産は、貨幣の乗数効果を通じて実体経済へのダメージを増幅することが考えられますので、特に規模の大きなものは避けるべきです。(借りての連鎖倒産が一番恐ろしい)
もちろん放漫経営への責任はとってもらう必要はあります。
組織の再編成、責任者の更迭などは避けられないでしょう。

>地価が高すぎる

正確に言うと、「地価が高いから商業活動が出来ない」のではなく、「商業活動にともなう地代が高いから地価が高い」となります。
(地価は地代の期待値によって決まる)
土地取引の流動性が低いことがこうした自体の原因と考えられます。

>デフレの主要な原因は、地価の低下と中国の安価な工業製品

地価の低下が資産効果を通じてどの程度景気を悪化させるかにはかなり議論の余地があります。
より重要な問題として、産業全体の生産性向上があまり期待できない状態のため、賃金が上がらず(賃金上昇率は生産性上昇率に比例する)期待が改善しないことがデフレの原因と考えられます。
中国から安価な製品が入ってくるのは、比較優位の変化にあわせた自然な現象で、これがデフレの原因ではありません。
もともと、日本のGDP中、輸入は8%程度。
貿易財に関しては、日本はほぼ高付加価値商品に特化しています。
この話に関しては、クルーグマンの「よい経済学・悪い経済学」が参考になるかと思われます。

>倹約は美徳です

個人に関してはその通りですが、「合成の誤謬」という問題が生じます。使うべきときには使ってこそ倹約は美徳となります。
使い方を間違えてはいけませんが、ためるだけでは宝の持ち腐れです。

否定的なコメントばかりで申し訳ないです。
長くなったので一度切ります。
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