竹島

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『西溪雑録』と『臥遊録』の記事

投稿者: ararenotomo 投稿日時: 2008/01/10 22:13 投稿番号: [16125 / 18519]
yabutarou01さん

ご意見と疑問点の指摘を有難うございます。

>いずれにせよ寧海と鬱陵島との間が近いということであって、半日か一日半かは本質的な議論ではありませんね。

そうですね、同感です。私も「僧侶が、「半日の航程」と思っていたかはさて措き、欝陵島と寧海との距離が近い、と認識しているのは明らかです。」と書きました(No.16070)。彼は欝陵島と寧海との距離が近いと認識していたからこそ、「盖二島(于山と欝陵)去此(寧海)不甚遠一ハン(馬の右に風)風可至」と云ったのでしょう。また、「麋鹿熊シャウ(獣偏に章)徃徃越海出來」とも語りました(これは勇み足ですが)。なお、yabutarou01さんはこれを「欝陵島に生息しているはずのない熊が140 kmも離れていて渡れるはずのない朝鮮本土まで泳いで渡っている」と語ったと解釈されていますが、これは朝鮮本土ではなく欝陵島へ出で来たという意味です。次の「- - 島中黄雀群飛來投竹邉串」は、鳥は一般に海を越えるとき群れを作りますから、僧侶は欝陵島で、島中の黄雀が群れをなして竹邉串の方へ飛んで行くのを見たのでしょう。何れも欝陵島は朝鮮本土に近いことを、示したかったからかもしれません(No.16054)。

>ararenotomoさんは欝陵島の高所から鬱陵島の低所にある「- - 青岩壑呈露沙汀樹木」を見たと解釈されていますが、私はそうは思いません。「風恬浪靜則   可指」(風がおだやかで波が静かならば   見える)という文言があります。これは水平線の間際に鬱陵島があるので波が高いと波が邪魔で見えないということであり、海を隔てたどこかから鬱陵島を見たとしか解釈できません。

No.16124で書きましたが、私は「壑」という言葉が気になります。「壑」は『大字典』では「谷間のミゾのこと」とあり、「へこみ系」の言葉のようですので、海上よりはむしろ高所から見たとしました。べつに「海を隔てたどこかから鬱陵島を見た」という解釈は否定しません。ただし、「海を隔てたどこか」は陸上ではなく海上でしょう。

>欝陵島の高所から眼下の「- - 沙汀樹木歴々可指」を見たのであれば波の状態如何で見えやすさが変化するはずがありません。

風浪が激しければ、飛沫のため沙汀の樹木が歴々とは見えなくなることはあります。

>私はこの文が朝鮮半島から二島(于山と欝陵)が見えると判断した根拠として文章の構造上の問題を根拠に挙げましたが、ararenotomoさんは「去此」の「此」が何を指しているとお考えですか。

私は、最初の答えとNo.16054で述べたように、「此」は寧海を指すと考えます。「此」が欝陵島を指すとは考えておりません。

yabutarou01さんが朝鮮半島から二島(于山と欝陵)が見えると判断した根拠は、「盖二島去此不甚遠一ハン(馬の右に風)風可至」の「此」は寧海もしくは朝鮮半島を指すので、次の「于山島勢卑不因海氣極芿朗不登最高頂則不可見」と「欝陵稍峻風浪息則尋常可見」も朝鮮半島から見たと解釈されたのではないかと思います。

しかし于山島を竹嶼とすると、寧海からは標高100mの竹嶼は、高さ500m以上はある欝陵島の山々の陰に隠れて高所に登っても見えません。竹嶼から西〜南西5kmのところに500mの山があるとすると、朝鮮半島から竹嶼を見るには10000m以上の高さが必要です。従って私は、ahirutousagi2さんがNo.16075で言われたように「文章がどう読めるか。その一点が問題」と思いますから、「于山島勢卑不因海氣極芿朗不登最高頂則不可見」の于山島は、海気が極めて晴朗な日に欝陵島の最高頂に登って見ることのできる獨島=現竹島、と解釈しました。「欝陵稍峻風浪息則尋常可見」は、朝鮮半島の100m以上の場所から見たのであれば、yabutarou01さんがNo.16079でお書きになったように、「波の状態如何で見えやすさが変化するはずがありません。」から、私は海上から欝陵島を見たと読みます。
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