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克日②

投稿者: trip_in_the_night 投稿日時: 2006/03/14 19:28 投稿番号: [3661 / 7270]
李氏の主張はさらにつづき、新時代の自分たちは、日本が悪で対してきても善で応えうるだけの力を備えようというところに集約される。そして日本民族は「同じ東洋で隣り合って生きる兄弟のような近い隣人」であり、たとえ忌わしいことがあっても「いつかは心を合わせ、狭くは東洋人の和平世界を、広くは世界の繁栄のため、ともにやっていかなければならない隣人であるという点を勘案するならば、いつまでも悪で対することはできない」というのである。それを達成するのが克日への意志というわけだ。

われわれはAで直戴な日本に対する憎しみを知り、Bで自国の歴史に対する無念さと闘わなければならなかった青年の心を知り、Cでそれを乗り越えた人の姿を見る。そしてDでは、表面のタテマエ論からはうかがえぬ植民地人意識の残存するさまを知り、こうした内部の弱点としての〝日本風〟があるからこそ、日本は一層心に突き刺さってくるのだということを知る。李氏はA〜Cを自分の成長段階に応じた対日意識として回顧しているが、韓国社会にはそれが共時的に混在しており、反日意識・感情は、Aの情念的反日からCの克日に至るさまざまな要素の重層構造をもっていると見るのが事実に近いであろう。そして、これから示すように、そのなかで圧倒的に多いのはAなのである。

鬱憤をぶちまけるだけでなく、みずからの力を養って、二度と侵略を受けることのない国を作ろうという考えは、八月一五日の「光復節」における全斗喚大統領の慶祝辞のメイン・テーマであった。大統領は、韓国が日本に支配されたのは、侵略に反対しなかったからではなく、侵略を防ぐ力がなかったからといい、国力伸張のためには国民の和合が重要だと訴えている。

『東亜日報』の社説「『日本研究』の必要……相手をより体系的に、また客観的に知ろう」(1982.9.7)
今回のような歴史教科書の歪曲や、日本指導層の対韓妄言などは、結局、韓国を軽視しようとする対韓認識の同じ根から出てきたものであり、こうした軽視は、日本人たちの驕慢性のほかにも、韓日間の国力の差異から生まれたものだという事実を、われわれは骨身に沁みるほど悟らなければならない。教科書歪曲についても、感情一辺倒にはしって日本を極端に憎んだり痛烈に糾弾するだけでは、日本に追いつくとか、韓日間の懸案をわれわれに有利に解決するとかいうことができるものでは決してない。

(20年以上前から主張されながら、現在の韓国は克日状態にあるとは思えませんが、対日コンプレックスを解消するには、次の著者が指摘する方法しかないと思います。)

日本に対する文化的優越意識も、全面肯定された前近代史の先進性と現代とを無媒介に結びつけることによって形成されている。かつての栄光を思想として現在に生かすためには、過去と現代との間に横たわる近代一〇〇年の恥辱をアンチテーゼとしていかに組みこむかという作業が必要だと思われるが、それはなされていない。もし、この優越意識が思想として生きているならば、前述したような対日劣等感がはびこることはないはずだからだ。優越意識が劣等感を再生産させるというのは甚だしい矛盾である。今日の韓国は、果敢な自己否定こそが、一転して民族の誇りとなる……といった思想の機微にはまだ触れていないように思われる。

(スポーツや韓流では、その場しのぎの優越感でしかない。韓国は自己否定、つまり妄想ではない歴史の真実と現実に真剣に向き合う必要がある。)
ー了ー
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