Re: >「そも近代国家とは何ぞや?」
投稿者: trip_in_the_night 投稿日時: 2006/02/26 21:00 投稿番号: [3602 / 7270]
>産業革命で資本主義が成長(拡大かな?)、資本家の台頭→経済的不均衡の社会問題化→社会改革運動
というのは、市民的近代国家の話で、しかも資本家(ブルジョワジー)の台頭はすでに近代国家の成立以前からありました。
社会改革運動は、前述のように経済競争・総力戦(第一次大戦など)を経験して、国民の社会権が認知され、増進されるようになりました。
それまで一般国民は単なる労働者であり、支配される者、放置された者にしか過ぎません。
たとえば、イギリスの炭鉱で働く子供達の絵というのをどこかで見たことがあると思います。
ただしこの子供達も奴隷身分ではなく、自由な契約関係であることが、絶対王政と異なります。
しかし、ロシアや中国のような中世的王朝国家では産業革命が起こる前に一気に共産主義革命が発生しました。
その共産主義独裁政権は理念とする国民の幸福を実現できず、逆に圧制になります。
共産党だけが特権化、王朝化して失敗。
自由なる国民の幸福追求と福祉的手当てがある現在の自由主義・資本主義社会が、よりよいシステムだろうと思われます。
しかし、近代化に失敗した国、そもそも国家という概念すらない地域は19世紀までに植民地に転落し、資本主義国家の経済を支える立場になります。
植民地の解放は第二次大戦の終了を待たねばなりません。
朝鮮でも自主的近代化の機会はいくらもあったのですが、自ら全て潰してしまいました。
中世的王朝から進歩することなく、国民の多くは農奴のごとき生活を強いられるだけでした。
その朝鮮王朝も中国の支配を受け、外交権も軍事権もない従属的な地位に甘んじて、自力で独立すらできなかった。
千年以上も中国の植民地として、国家といえる状態ではありませんでした。
未だに半人前の国家で満足しているのは、民族国家として独立し、独立のために戦った経験が一度もないためです。
しかも近代化はすべて日米任せという他力本願で出来上がった国ですから、近代化の苦しみを知らないし、近代の精神を持ち合わせていません。
これは メッセージ 3598 (usagigamemaimai さん)への返信です.
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