ショービニズムの狂風の中で3
投稿者: bosintang 投稿日時: 2002/03/10 02:14 投稿番号: [865 / 3669]
韓国人は,日本のこのような貢献自体を認めようとせずにおり,たまに認める人々さえ,それが日本という外国勢力によってなしとげられた他律の成果物であるという理由で,その意味を切り下げて評価している。しかし,振り返ってみれば朝鮮は人類史上唯一無二の儒教原理主義社会であり,その儒教的戒律の精巧さと厳格さは,今日のイスラム原理主義など比較対象にさえならないほど,といえよう。したがって,今日イスラム原理主義がイスラム社会に及ぼしている悪影響について少しでも思いを馳せる人ならば,朝鮮の儒教原理主義が外国勢力の影響が排除された状態において,自発的に消滅しうるだろうとは言わないだろう。
20世紀の初め,外国勢力による改革,それも日帝による徹底的な清算作業がなかったならば,今日,韓半島は全世界でもっとも未開な地域の中の一つとして取り残されていただろう。それゆえ,日帝時代がわれわれにとって幸運であり,祝福だったかもしれないが,記憶したくも認めたくもない不幸な過去では,ありえない。
われわれは,戦後,韓半島は二つの国に分断されたが,日本は運良くも分断を免れたと考えてきた。統一についても,南北韓国の統一の話をするのみで,日本や台湾との統一を云々する人はなかった。しかし,敗戦後,日本帝国が五つの地域に分割占領されたのであり,南北韓国が分断されたのではない。戦勝国にとって韓半島は,日本の領土の中の一つにすぎず,彼らは日本帝国を,南韓と北韓,台湾,サハリン,日本列島の5つの地域に分離して,それぞれ占領したのだ。このうち,サハリンだけが今もロシアの領土となっており,残りの4つの地域は独立国になった。日本帝国が明治維新以降に獲得した領土を分離するというのは,戦勝国の論理であって,われわれが選択したものではなく,もちろん日本が望んだことでもないゆえ,これは明らかに強制分断といえよう。
日本は,朝鮮との分断をけっして望まなかった。日本は,戦後,独立の過程でサハリンと台湾は抛棄しても最小限韓半島とは統一国家を維持するために,百方手を尽くしたが,力のない敗戦国の主張は聞き入れられず,分断は固定されてしまった。米国とソ連は,それぞれ南北韓を分割占領したあと,自分たちの傀儡を代理統治人に据え,衛星国家とした。それゆえ韓半島分断の元凶,もっと根源的に旧日本分断の元凶は,一体の国を,敗戦国だからといって強制的に引き裂いた米国,ソ連であり,分断を防ごうと努力した日本ではないといえよう。
私は幼いとき「トラ,トラ,トラ」という戦争映画を,とても面白く見た記憶がある。何がそんなに面白かったかはよく覚えていないが,同じ映画を二度ほど見た気がする。その映画で,日本はハワイの平和な米国人たちを奇襲攻撃した卑怯で悪い国であり,私は日本軍人たちを呪詛しながら,第二弾が出るのを待った。けれども米国がかっこよく日本軍をやっつけるはずのトラトラ二弾は,何年指折り数えて待っても出なかった。
(つづく)
20世紀の初め,外国勢力による改革,それも日帝による徹底的な清算作業がなかったならば,今日,韓半島は全世界でもっとも未開な地域の中の一つとして取り残されていただろう。それゆえ,日帝時代がわれわれにとって幸運であり,祝福だったかもしれないが,記憶したくも認めたくもない不幸な過去では,ありえない。
われわれは,戦後,韓半島は二つの国に分断されたが,日本は運良くも分断を免れたと考えてきた。統一についても,南北韓国の統一の話をするのみで,日本や台湾との統一を云々する人はなかった。しかし,敗戦後,日本帝国が五つの地域に分割占領されたのであり,南北韓国が分断されたのではない。戦勝国にとって韓半島は,日本の領土の中の一つにすぎず,彼らは日本帝国を,南韓と北韓,台湾,サハリン,日本列島の5つの地域に分離して,それぞれ占領したのだ。このうち,サハリンだけが今もロシアの領土となっており,残りの4つの地域は独立国になった。日本帝国が明治維新以降に獲得した領土を分離するというのは,戦勝国の論理であって,われわれが選択したものではなく,もちろん日本が望んだことでもないゆえ,これは明らかに強制分断といえよう。
日本は,朝鮮との分断をけっして望まなかった。日本は,戦後,独立の過程でサハリンと台湾は抛棄しても最小限韓半島とは統一国家を維持するために,百方手を尽くしたが,力のない敗戦国の主張は聞き入れられず,分断は固定されてしまった。米国とソ連は,それぞれ南北韓を分割占領したあと,自分たちの傀儡を代理統治人に据え,衛星国家とした。それゆえ韓半島分断の元凶,もっと根源的に旧日本分断の元凶は,一体の国を,敗戦国だからといって強制的に引き裂いた米国,ソ連であり,分断を防ごうと努力した日本ではないといえよう。
私は幼いとき「トラ,トラ,トラ」という戦争映画を,とても面白く見た記憶がある。何がそんなに面白かったかはよく覚えていないが,同じ映画を二度ほど見た気がする。その映画で,日本はハワイの平和な米国人たちを奇襲攻撃した卑怯で悪い国であり,私は日本軍人たちを呪詛しながら,第二弾が出るのを待った。けれども米国がかっこよく日本軍をやっつけるはずのトラトラ二弾は,何年指折り数えて待っても出なかった。
(つづく)
これは メッセージ 864 (bosintang さん)への返信です.
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