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李基文『韓国語の形成』

投稿者: bosintang 投稿日時: 2001/04/17 23:44 投稿番号: [100 / 3669]
ちょっと趣向をかえて、言語学関係の本を1冊。

李基文『韓国語の形成』(韓国文化選書6、成甲書房1983)

Ⅰ韓国語形成史(1967)
Ⅱ言語の親族関係(1968)
Ⅲ韓国語とアルタイ諸語の比較研究(1975)
Ⅳ高句麗の言語とその特徴(1978)
Ⅴラムステッドの韓国語研究(1970)

韓国言語学界の泰斗、李基文博士の論文集。
彼は、古代の三国の言語について、
「高句麗・百済・新羅の言語に関する従来の見解は、大きく二つに分けることができる。その1つは、韓国の学者たちの見解で、これら古代三国の言語が単一であったと見たのであった。これは、たしかに現代韓国語または中世韓国語が与える偏見によるものだといえる。そして多くの著書に、古代三国の言語資料が互いに区別されずに同一言語の資料のように取り扱われていたのである。しかし、現代国家が単一言語であるから古代三国の場合にもかれらの言語が単一であったろうという先験的前提が容認されないことは、自明なことである。
これとは反対に、高句麗の言語を今日の韓国語とは完全に分離してしまおうとする見解があった。これは主に日本の学者たちの主張で、高句麗をわが国と別に分離してしまおうとしたかれらの努力の一環といえる」
と述べ、入手可能なあらゆる言語資料をもとに日本語と高句麗語の類似を指摘、アルタイ諸語の中で、まず、トルコ・モンゴル・ツングース共通語と扶餘・韓共通語が分離、後者が、原始扶餘語と原始韓語に、さらに原始扶餘語が原始日本語と高句麗語に、原始韓語が新羅語に分離したという仮説を唱えている。
ただ、博士自身も認めているとおり、言語資料が絶望的に少ないため、証明にはほど遠い。現在でもなお、アルタイ諸語の親族関係にすら懐疑的な学者が多いようです。

これに収録されている論文はどれも古いですが、韓国語の系統論についての最近の学説をご存知の方がいらっしゃったら、紹介してください。
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